【価格差わずか2万6000円】新型「Q3 スポーツバック」とレクサス「NX」を徹底比較。550万円台で狙うべきプレミアムSUVの結論とは?
掲載 carview! 文:編集部 133
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2026年5月、アウディのプレミアムコンパクトSUV「Q3」が約6年ぶりにフルモデルチェンジしました。
ラインアップは、標準ボディの「Q3」と、ルーフ後方をなだらかに傾斜させた「Q3 スポーツバック」の2タイプ。それぞれに、1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッドの前輪駆動車と、2.0Lガソリンターボ+クワトロを組み合わせた四輪駆動車が設定されています。
今回試乗したのは、Q3 スポーツバックの2.0Lガソリンターボモデルです。実車を前にして、真っ先に頭に浮かんだのはレクサス「NX」でした。
アウディのラインアップにおいて、Q3はコンパクトSUVに位置づけられます。一方のNXは、レクサスのSUVラインアップで「UX」の上に位置するモデルです。メーカー内での立ち位置は異なりますが、日本で乗る一台として見比べると、ボディサイズがかなり近いことに気づきます。
・Q3 スポーツバック|全長4530mm×全幅1860mm×全高1570mm、ホイールベース2680mm
・NX|全長4660mm×全幅1865mm×全高1660mm、ホイールベース2690mm
NXのほうが全長は130mm長く、全高も90mm高いものの、全幅の差はわずか5mm。ホイールベースも10mmしか違いません。Q3 スポーツバックのほうが低く短いため、見た目の印象は異なりますが、日本の狭い道路や駐車場で気になる横幅は、ほぼ同じと考えてよいでしょう。
実際にQ3を走らせても、全長による扱いにくさを感じる場面はほとんどありませんでした。一方、全幅が1860mmあるため、年数の経った立体駐車場や区画の狭いコインパーキングでは少し慎重になります。全幅1865mmのNXも、横幅に関しては同じような条件です。
そして、近いのはサイズだけではありません。価格帯も重なっています。
・Q3 TFSI 110kW advanced|550万円
・NX350h 2WD|550万円
それぞれのシリーズで最も安いモデルは、どちらも550万円です。ただし、同じ価格でも搭載するパワートレーンは大きく異なります。
・Q3 TFSI 110kW advanced|1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド、7速Sトロニック、前輪駆動、WLTCモード燃費15.6km/L
・NX350h 2WD|2.5Lエンジン+ハイブリッド、電気式無段変速機、前輪駆動、WLTCモード燃費22.2km/L
Q3のマイルドハイブリッドは、加速時にモーターでエンジンを補助する仕組みです。一方のNX350hは、モーターを駆動にも積極的に使うハイブリッドで、カタログ燃費にも6.6km/Lの差があります。同じ550万円でも、燃費や街中での走り方を重視するなら、この違いは無視できません。
今回試乗した仕様に近い、ガソリンターボの四輪駆動車同士を比べても、大きな価格差はありません。
・Q3 スポーツバック TFSI クワトロ 150kW advanced|628万円
・NX350 “F SPORT”|630万6000円
価格差は2万6000円です。ただし、こちらも中身は同じではありません。
・Q3 スポーツバック TFSI クワトロ 150kW advanced|2.0Lターボ、204ps/320Nm、7速Sトロニック、WLTCモード燃費12.1km/L
・NX350 “F SPORT”|2.4Lターボ、279ps/430Nm、8速AT、WLTCモード燃費11.7km/L
燃費は近いものの、最高出力と最大トルクはNX350が上回ります。価格がほぼ同じだからといって、動力性能まで近いわけではありません。Q3 スポーツバックの110kWモデルは571万円、NX350hのAWDは577万円なので、こちらも価格差は6万円です。
取材時にNXとの関係を尋ねると、アウディのラインアップ上ではNXはQ5に近い車格になるものの、日本ではQ3とサイズや価格が近く、購入時に比較される可能性はあるという趣旨の話がありました。
アウディ側がNXを直接の競合車と説明しているわけではありません。ただ、新型Q3の価格については、競争力をかなり意識した設定であることがうかがえます。
購入する側は、メーカーが決めたクラス分けだけで候補を絞るわけではありません。予算が550万~650万円ほどで、スタイルに魅力を感じられるプレミアムSUVを探しているなら、Q3とNXが同じ候補に入っても不思議ではありません。
では、スペック上ではNXよりパワーや燃費で目立つわけではないQ3 スポーツバックに、実際に乗るとどのような違いがあるのでしょうか。
(次のページに続く)
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