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BMW 第3の6シリーズ、グランクーペの実力は?

合理性よりもエモーショナル

事前に見た写真では、クーペにしてはちょっと背が高いかなと感じていた。しかし、シチリア島の燦々と降り注ぐ太陽の下で見たグランクーペは、予想よりもずっと低く、エレガントで、スポーティだった。美しい弧を描くルーフラインと、リアフェンダー周りのボリューミーな造形は、5シリーズや7シリーズのセダンとは明らかに一線を画すエモーショナルなもの。長いボンネットフードや強く傾斜したフロントスクリーンからも、合理性は二の次にして、とにかくエモーショナルなデザインを与えようという狙いがストレートに伝わってくる仕上がりだ。

さらに詳しく見ていくと、いろいろなことがわかってきた。フロントグリル、ボンネットフード、フロントフェンダーは6シリーズクーペやカブリオレと同じ。Aピラーの傾斜角も同じだ。それをベースに後半部を新たにデザインし、4ドアクーペスタイルをつくっているわけだが、感心したのはあたかも一からすべてをデザインし直したような、実に均整のとれたプロポーションにまとめ上げている点。どの角度から眺めても違和感らしきものは一切ない。

この完璧なプロポーションを実現した要素のひとつが、ホイールベースの延長だ。グランクーペのホイールベースはクーペ/カブリオレよりも113mm長い。この113mmの余裕を使うことで、4枚のドアを違和感なく溶け込ませるとともに、クーペ/カブリオレより27mm高くなった全高を目立たなくしている。

もちろん、ホイールベースの延長はデザイン面だけでなく、居住性にもメリットを与えている。事実、BMWは盛んに、最大のライバルであるCLSを凌ぐ実用性を備えていることをアピールしていた。その真偽を確かめるべく、早速乗り込んでみよう。

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