【大差ある？ない？】コンパクトカーに多い排気量1000ccと1500ccで“維持費”はどれだけ差が生まれるのか

ホンダ フィット

間接的に維持費に差が出るケースも

さらに、クルマの維持費は、税金や燃料費だけではなく任意保険や重量税といった項目も含まれます。

任意保険は排気量で決まるものではなく、車両価格や契約者の年齢、使用目的、事故歴などの条件によって金額が変動します。重量税についても同様で、排気量ではなく車両重量や年式によって区分されるため1000ccと1500ccで極端に大きな差が出るわけではありません。

ただし、エコカー減税対象車やハイブリッド車では軽減措置が適用されることがあり、その有無によって維持費に差が出るケースがあります。

また、タイヤやブレーキパッドなどの消耗部品は、多くの場合1500ccクラスの方がサイズが大きいため、交換費用も高くなりやすい傾向にあります。

加えて、車両本体価格が高いモデルであれば、車両保険の掛け金も上がることが一般的です。

つまり、一見すると排気量に直接関係のない費用であっても、間接的には影響を受け、維持費の差が生じる可能性があるわけです。