【BEV失速でもレクサスは止まらない?】“BEV専売ブランド化”の裏で進むトヨタ「クラウン」との役割分担
掲載 carview! 文:山本 晋也 31
掲載 carview! 文:山本 晋也 31
ここで注目したいのが「クラウン」ブランドだ。
ご存じのように、現在のクラウンはスタイリングの異なる4車種を展開しており、独立したブランド化が進んでいる。
そしてクラウンにはHEVやPHEV、FCEV(燃料電池車)はあっても、BEVは用意されていない。さらにいえば、それまで国内専用モデルだったクラウンは、現行ラインアップからグローバル展開することも宣言している。
レクサスのBEV専売ブランド化と、クラウンのグローバル展開が同時に進んでいることは、偶然ではなく必然と考えられるのではないだろうか。
前述した、クルマを複数台所有するような富裕層に向けて、HEVやPHEVのクラウンとBEVのレクサスをガレージに並べるというマーケティングを、トヨタが進めようとしていると考えれば、クラウンのグローバル展開は表裏一体といえるのだ。
こう考えれば、「クラウンセダン」にFCEVが設定されているのも合点がいく。
2050年に完全なカーボンニュートラルを実現するとして、水素で走るクラウンと電気で走るレクサスというゼロエミッションの2大ブランドを擁しておくことは、トヨタの富裕層ビジネスとして非常に筋が良いように思えるからだ。
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