日産「セレナ」だけに残された“200万円台”の砦。トヨタが仕掛けたハイブリッド一本化という攻めた戦略の行方やいかに
掲載 carview! 文:koensha 71
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トヨタが2026年4月に実施した「ノア」と「ヴォクシー」の一部改良は、単なる内外装のリフレッシュだけではない。今回の改良における最大の衝撃は、これまでラインアップの土台を支えてきた2Lガソリンモデルの廃止である。
プレスリリースでは「カーボンニュートラルの実現に向けて、ハイブリッド車に統一(ウェルキャブを除く)」と明言している。福祉車両などの特殊なモデルを除き、主力を第5世代ハイブリッドシステム搭載車へと一本化したのである。
このドラスティックな方針転換の背景には、環境負荷低減という世界的な潮流に加え、メーカーに課せられる燃費規制(CAFE規制)の強化がある。販売ボリュームが極めて大きいミニバンカテゴリーを電動車専用とすることは、トヨタ全体の環境戦略を象徴する一手だ。
しかし、この「電動化への一本化」は、単なる環境性能の向上にとどまらない。300万円を切る低価格帯の選択肢を自ら手放すという、諸刃の剣ともいえる決断なのである。
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