カローラなのにこんなに良くしちゃっていいの? 全方位で進化した新「カローラクロス」に400万円超えの価格でも納得したワケ
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 122
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 122
今回のマイナーチェンジでは、トヨタからレクサスになったのか?と思わせるような凝ったフロントグリルデザインなどの見た目の変更も「カローラを超えた」雰囲気があります。
試乗車のボディカラーは新色の「マッドバス」。泥まみれ砂まみれになっても似合いそうなアウトドアにピッタリなイメージでしょうか。最近流行りのアースカラーとも言えます。もちろん、艶はあるのですが、艶消し風にも見えます。
艶消し塗装は高価だし、現実的に維持するのが大変なので、こういうカラーが増えているのかもしれません。カローラクロスにはとてもお似合いで、しかも有償色ではないので、僕が選ぶならこの色だな、と思います。
足まわり、ボディ関係の締付剛性アップ、静粛性を高める遮音材追加や素材の変更などが行われたといいますが、その種明かしを聞かずとも、明らかにその効果は感じられました。
シッカリ感のあるドアを開け、シートに座ったときの落ち着く安心感も印象的でした。イメージしていたよりも大きめのシートの良さとともに、その取り付け部分がしっかりしているように感じます。
シートと言えば、シートヒーターに加え、換気機能により涼しさを提供する「シートベンチレーション」も装備されています。パンチングの本革とファブリック表皮のシートはデザイン面での高級感だけでなく、通気にも貢献しているわけです。
寒い時期のヒーターはもちろんですが、暑い季節のスースーするシートはホントに助かりますね。あ、一般に自動車に使用する本革は、肉牛の皮が利用されてるので安心してください(革のために牛の命を奪っていない)。
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