日産、売るクルマがない問題…いや、あるぞ! 大型SUV「パトロール」導入のウワサ。国内生産&関税対策で一石二鳥
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 121
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ある業界関係者は、新型パトロールの国内導入の可能性について次のように話します。
「新型パトロールを取り巻く環境を考えると、国内導入の可能性は十分にあると思います。
現状、日産にはラインナップの拡大とブランドイメージの向上が求められており、新型パトロールはその条件を満たす存在です。
加えて、新型パトロールがかつて日本国内で人気を博した『サファリ』の後継であるという点も、日本のユーザーにとってポジティブに働くかもしれません。
さらに、新型パトロールは、日産車体が運営する九州工場で生産される国産車でもあります。
オーストラリアや英国向けの右ハンドル仕様も設定されているため、国内導入に向けた物理的なハードルは低いと考えられます。
また、北米市場の動向も関係するかもしれません。新型パトロールは、アメリカで販売されているアルマーダおよびQX80と兄弟車の関係にあります。
アメリカは2025年より輸入車の関税を引き上げる方針を明らかにしており、日産にとってアルマーダやQX80を輸出するメリットが薄れています。
その余剰生産分を国内に振り分けることで、生産コストの最適化や国内市場の需要喚起といったメリットが期待できます」
(次のページに続く)
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