【え、マジで!?】意外すぎる“隠れ兄弟車”たち。あのミニバンと爆速スポーツハッチが同じプラットフォームだったとは…!
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 22
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クルマの記事を読んでいると時々登場する「プラットフォーム」という単語。今回は、そんなプラットフォームに関する話をしましょう。
まず、プラットフォームとはなにか?
日本語においてもっとも多く登場するプラットフォームは、駅で電車に乗り降りするために高くなっている場所を表すときでしょう。「駅のホーム」ですね。
しかしクルマに関して報道などで使われる時は「車台」なんて言い換えられることが多いですが、正直なところ、それだとわかるようなわからないような。そう感じたら「基盤」とか「土台」をイメージすればいいでしょう。
車体の「基礎」となる部分を指していて、クルマの記事で使われるフレーズ「プラットフォームが共通」というのは「基礎が共通」と思えばいいのです。
では、プラットフォームとは具体的にどの部分を指すのか。実はこれ、ヒジョーに難しい問題。なぜならキッチリとした定義がないからです。同じメーカー内では統一されていたとしても、違うメーカーではプラットフォームの範囲が異なることもあるのですから。
ただ、おおよその共通認識なのは(エンジンを車体前方へ置くクルマの場合は)、エンジンルーム周辺の構造が同じなら「同じプラットフォーム」だということ。前方はサスペンションの取り付け部周辺やエンジンを搭載する部分、後方はバルクヘッド(エンジンルームとキャビンを隔てる隔壁)あたりまでがプラットフォームの範囲です。
衝突時の安全性能との兼ね合いもあり、そのあたりがボディ設計において要となる部分です。「プラットフォームが共通」とは「新しく開発するには莫大なお金もかかるから、エンジンルーム周辺はいろんなクルマで共用して開発費用を抑えよう」ということでもあるのです。
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