【500kg台の軽も現実に？】スズキ「技術戦略2025」発表。軽量化とMHEV戦略を軸に“軽規格維持”を強調…BYD参入にも言及

スズキ「技術戦略2025」発表会

スズキが語る軽規格見直しとBYD参入について

リサイクル面では、分解性を高めた設計や分解不要なモノマテリアル化、再生プラスチック導入を推進。循環型モビリティの構築を目指す姿勢が改めて示された。

製造分野では「スズキ・スマートファクトリー」構想を推進。

湖西工場に新設された塗装工場は25年6月に稼働を開始し、大幅な省エネ効果を実現した。デジタル技術を活用して操業を見える化し、品質と生産性向上を図っている。

さらに会見では、長らく凍結状態にある軽自動車規格の見直しについても質問が及んだ。鈴木社長は「軽規格を変えるつもりはない。むしろ徹底的に極めたい」と強調。

その一方で「“グローバル軽”という考え方もあっていいのでは」と述べ、海外メーカーの新規参入にも触れた。実際、BYDが軽規格に適合したBEVを開発していることを引き合いに出し、軽自動車がグローバル市場でも通用する可能性に言及した。

（終わり）

（写真：スズキ）