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「アルファード」で完成した“日本的高級車”の原点のような存在。名車「マークII」はどんなクルマ?

中高年だけでなく若年層にも人気が波及

快適で走りが良く、しかもスタイリングも洒落ていたマークIIは、瞬く間に人気モデルの頂点に上り詰めた。シリーズ合計で2万台/月を優に超える販売台数をコンスタントに記録し、いわゆる「ハイソカー現象」を引き起こした。マークIIはいわば豊かな生活を象徴するイメージリーダーだったのだ。

GX71型は、ユーザー年齢層を拡大させた。それまでのマークIIは、高価格ということもあり中高年のユーザーが主流だった。しかしGX71型の支持層は若年層にも拡大。マークIIに乗ることは、若者にとってステータスシンボルとなった。

同時にライバルメーカーにとって、マークIIの完成度を超えることが目標となった。マークIIで具現化されたさまざまなアメニティは、各メーカーがこぞって採用。日本車のスタンダードになっていく。

かつて、マークIIに乗ることは多くの人の憧れだった。しかも乗ることは社会的な安定も意味した。現在、その座を占めているのがアルファード、そしてヴェルファイアなのかもしれない。

最新のアルファード/ヴェルファイアは、最上級ミニバンであると同時にフォーマルユースに対応する格式も身に付けている。その豪華さ、快適性は日本車のトップであるだけでなく、国際的にも注目されるレベルにある。

先ごろPHEVも追加され、熟練したハイブリッド技術を含むメカニズムは最新鋭である。トヨタの高い実力を感じさせる点もかつてのマークIIに通ずる。違いをあえて探すとすれば、センスの違いだろう。マークIIの内装は、素材もカラーも派手志向。対して最新のアルファード/ヴェルファイアは趣味がいい。これは、日本人のセンスが洗練されたことを示す証拠のように思える。

(終わり)

(写真:トヨタ)

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  • 2025/3/30 07:19

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    マーク2はピラーレスではなく、ピラーのあるハードトップです。
  • 2025/3/30 07:39

    違反報告

    マークⅡは今は聞かなくなった「中流」があった頃のクルマです。それまでは上流か庶民の二極化が続いていました。バブルの恩恵を受けた一部の庶民が自らを中流と呼ぶ様に。クラウンは手が届かないがマークⅡなら頑張れば買える。そうした需要の後押しもあって大ヒット。白のマークⅡは社会現象に。流行は再燃すると言います。今、白のアルファードがヒットしているのも同じ。
  • 2025/3/30 09:21

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    「マークⅡ現象」の原動力は1G-Gエンジン。かつて憧れるだけだったGT-Rの直列6気筒2L DOHC4バルブ160ps(gross)エンジンが買えるようになった。
    また当時はパワステ、パワーウイーンドゥ、センターロック、カセットオーディオが付いていれば「フル装備」だった。さらに「スーパーホワイトⅡにマルーンの内装」一択だった。売れるのはグランデとグランデGの4ドアHT。遅れてTwin Turboが投入されたが、こちらはあまり売れなかった。グランデGにはアルミホイール他高級装備が屠られていたのだろう。
    とにかく同じ自動車が3台並んで走ってるのが普通だった。後に先々代プリウスがやはり3台並んで走るほど売れた。アルファードはその前に売ってない。

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