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「アルファード」で完成した“日本的高級車”の原点のような存在。名車「マークII」はどんなクルマ?

当時の最先端アメニティを標準装備

グレード構成は非常に幅広かった。特に上級グレードになるほどラインアップが充実していたのが特徴で、マークIIの最上級モデル、「グランデ」系を例に取ると、SOHC(125ps)、DOHC(160ps)、そしてターボ(145ps)の3種の2.0L直列6気筒ユニットを選ぶことができた。

さらに1985年10月には、185psを発揮するスポーティ指向のツインターボを搭載した「GT」を加え、上級モデルの選択の幅をさらに広げる。

マークII兄弟の魅力は、その完成度の高さにあった。多数用意された直列6気筒エンジンはどれも静粛でスムーズな吹き上がりを身上としており、スムーズな変速フィールを持つ4速ATとの相性も非常に良かった。5ナンバー規格いっぱいの大柄なボディに十分なパワーを与えていた。

足回りも非常に優れていた。6気筒系はフロントがストラット式、リアがセミトレーリングアーム式の4輪独立サスペンションを採用。一部モデルには電子制御でダンパーの減衰力を自動制御する「TEMS」機構も搭載していた。ソフトで快適な乗り心地とリニアリティの高いハンドリングのバランスが魅力で、アップテンポな走りを自然にこなす実力の持ち主だった。

さらに、その豊富な装備が見事だった。パワーステアリング、パワーウィンドウ、集中ドアロック、オートエアコン、高級オーディオシステムなど、今では一般的だが当時としては最先端のアメニティを標準装備していた。

上級グレードではメーターがデジタル式となり、未来感を演出していた。細部まで凝った入念な作りといい、マークIIの快適性は群を抜いていた。トヨタのマーケティング能力の高さを如実に示した結果とも言えるが、マークIIの室内にはユーザーがハイオーナーカーに望むゆとりや豪華さなど、すべてが備えられていた。

(次のページに続く)

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  • 2025/3/30 07:19

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    マーク2はピラーレスではなく、ピラーのあるハードトップです。
  • 2025/3/30 07:39

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    マークⅡは今は聞かなくなった「中流」があった頃のクルマです。それまでは上流か庶民の二極化が続いていました。バブルの恩恵を受けた一部の庶民が自らを中流と呼ぶ様に。クラウンは手が届かないがマークⅡなら頑張れば買える。そうした需要の後押しもあって大ヒット。白のマークⅡは社会現象に。流行は再燃すると言います。今、白のアルファードがヒットしているのも同じ。
  • 2025/3/30 09:21

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    「マークⅡ現象」の原動力は1G-Gエンジン。かつて憧れるだけだったGT-Rの直列6気筒2L DOHC4バルブ160ps(gross)エンジンが買えるようになった。
    また当時はパワステ、パワーウイーンドゥ、センターロック、カセットオーディオが付いていれば「フル装備」だった。さらに「スーパーホワイトⅡにマルーンの内装」一択だった。売れるのはグランデとグランデGの4ドアHT。遅れてTwin Turboが投入されたが、こちらはあまり売れなかった。グランデGにはアルミホイール他高級装備が屠られていたのだろう。
    とにかく同じ自動車が3台並んで走ってるのが普通だった。後に先々代プリウスがやはり3台並んで走るほど売れた。アルファードはその前に売ってない。

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