「CR-V」にハイブリッドが出るってマジ? “悲運のベストセラーSUV”が日本で二転三転する理由は、ホンダの“企業気質”にあった
掲載 carview! 文:山本 晋也 49
掲載 carview! 文:山本 晋也 49
思えば、現在販売されているミニバン「オデッセイ」も同じような話がありました。国内生産拠点を整理する関係で2021年に販売終了になったものの、根強いニーズもあって2023年12月に“中国産”オデッセイの輸入・再販が始まっています。
もともと中国でもオデッセイを作っていたことを踏まえれば、日本での生産終了に合わせて中国製を導入すればブランクは生まれなかったでしょうし、ユーザーが待たされる必要もなかったはずです。
・・・このように、最近のホンダ、とくに国内販売セクションはユーザーマインドを読み切れていない印象があります。ホンダにも言い分はあるのでしょうが、結果的にマーケットの要望に応えられていないのが現実ではないでしょうか。
もともとホンダの商品企画には、他社とは異なるオリジナリティを重視するというプロダクトアウト(メーカーが作りたいモノを開発して市場に問うこと)の意思を感じることが多いというのが筆者の印象です。
逆にいえば、マーケットイン(市場のニーズに沿ったモノを開発すること)の製品企画は得意ではないのかもしれません。
それでも、5代目CR-V復活や現行オデッセイの再販、そして6代目CR-Vのウワサが流れていることを思うと、日本のホンダはファンのマインドに寄り添うラインナップをしっかり揃えてほしいと思ってしまうのです。
もっとタイムリーに、ユーザーニーズに合ったモデルをローンチすることができれば、ホンダの登録車販売はもっと伸びるのではないでしょうか。
>>【日本でも人気化しそう】CR-V北米モデルの内外装デザインをギャラリーで見る
(終わり)
(写真:ホンダ)
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