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見た目も走りもエレガントなメルセデス・ベンツ「560SL」は“本当の大人”でなければ乗れないクルマだった

見た目も走りもエレガントなメルセデス・ベンツ「560SL」は“本当の大人”でなければ乗れないクルマだった

メルセデス・ベンツ SL

特徴でもあるハードトップは扱いが難しかった

R107型のヒストリーをまとめておこう。デビューは前述のように1971年春。翌年に登場する、初代Sクラス「W116型」の先行開発車としての位置づけもあり、フロントマスクやインパネの造形は、スポーツライクなものではなく、安全性を十分に吟味した機能的な仕上がりとしていた。

サスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーン式、リアがセミトレーリングアーム式の4輪独立。セミトレーリングアーム式リアサスは、このSL以降、Sクラスをはじめ、ミディアムクラスなども順次採用を拡大していくが、初の採用はこのSLだった。

メインパワーユニットはV8。最初期の「350SL」(ちなみに当時のメルセデスの流儀で、数字は排気量を示している)は、200ps/29.2kgmを発揮する3.5Lを搭載していた。その後4.5Lの「450SL」を追加し、1980年代初頭に軽量なオールアルミ製V8エンジンの「380SL」、「500SL」にバトンタッチし、1987年に「420SL」、「560SL」に進化した。

560SL(235ps/39.6kgm)は、排気ガス基準の厳しい北米と日本市場の専用モデルで、欧州市場では500SL(240ps/41.0kgm)が最後まで最上級モデルとして君臨した。

ルーフ形状は金属製のハードトップを持つフルオープンで、ハードトップを装着した状態ではクーペの耐候性と快適性が楽しめ、専用工具を用いてハードトップを外すと、爽快なオープンエアが満喫できた。

しかしハードトップは非常に重く、脱着作業は大仕事。外したハードトップは専用キャリアに保管する必要があるなど、さすがにトップエンドパーソナルカーだけに、相応の心遣いを必要とした。

(次のページに続く)

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