メルセデス次期Gクラス最新画像。要となるオフロードメカニズムも公開
掲載 更新 carview! 写真:ダイムラーAG
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メルセデス・ベンツは今年デビュー予定の新型「Gクラス」について、テスト走行時の新たな画像とともにオフロード性能の高さを示す情報を公開した。
メルセデス・ベンツGクラスは1979年のデビュー以来、オフロード性能にこだわってきた。一定のオフロード性能を備えることを確認するため、生産工場があるオーストリア・グラーツの工場近くにある標高1445mの山、シェークルで入念なテストを行い、決められたプログラムをパスすることを条件としてきた。この伝統は次期モデルでも継承されるようだ。
シェークルのテストコースは全長5.6kmにおよび、最大傾斜60度、側方傾斜40度の険しいルートが含まれる。開発テストではこの場所でのべ2,000kmにおよぶ過酷な走行を行い、それに耐えうることを実証するとともに、従来モデルを超えるコントロール性と快適性を持つことを確認したとのことだ。
新型の開発で掲げられた目標は、オフロードをより効率よく走行できること。そのため新型Gクラスはラダーフレーム構造をはじめフロント、センター、リアの各デファレンシャルを直結状態にできるデフロック、リアのリジットアクスルを継承した。なおフロントサスペンションは、リジット(固定車軸)式から独立懸架式のダブルウィッシュボーン式に変更している。
新設計サスペンションの採用により、新型Gクラスは地上高が6mm増の241mmを確保するとともに、渡河性能は従来の600mmから700mmに拡大し、対地障害角も向上。より過酷な地形を走破するオフロード性能を手にした。
さらに新型Gクラスは、“Gモード”なる新機能を取り入れている。これはオフロード性能を最大限に高める走行モードのこと。3つのデフロックのうちいずれかをロックにするかローレンジを選択すると、エンジンやダンパーおよびステアリングの設定がそれぞれ最適化され、極低速で地面を力強く踏みしめながら進むような走行モードに切り替わる。なおこのモードではインパネ内に控えめに“G”と表示される。
トランスミッションは、トルクコンバーター式の9Gトロニック(9速オートマチック)を備え、本格オフローダーにふさわしいチューニングが施されているとのこと。具体的には変速タイムの短縮化とともにレスポンスも高められている。9Gトロニックに一体化されたトランスファーシステムは前後40:60の割合でトルク配分を行う。
このほかオフロード性能に関連する装備としては、モニターで車体の周囲を見渡すことができるバーズアイを採用する。これは計4つのカメラからなるオプションの360度カメラ搭載車に用意される機能で、車体直下など見渡すのが困難な障害物をモニターに表示される高解像映像で確認できるもの。進行方向を示すガイドラインの表示とあいまって、オフロード走行ではビギナーからベテランまでが重宝する機能となりそうだ。
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