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減っているのに増えている! 「東京モーターサイクルショー」過去最多の来場者数

東京モーターサイクルショーが3月23日から25日まで、東京ビッグサイトで開催されました。二輪乗りもいるcarview!編集部、気になるバイクをチェックしに行きました。今回で45回目の開催となった東京モーターサイクルショー。ちょうど帰り際、一般入場直前のゲートを見たのですが、結構な行列ができていました。気になったので来場者数の推移を見てみると毎年増加していました。

二輪車の販売台数などの現状を確認してみます。日本自動車工業会が発表しているニ輪車販売台数を見てみると(2016年までのデータ)、国内における新車販売台数は、2011年から2014年までは40万台を維持していたものの、2015年に40万台を割り、2016年には約34万台と下降傾向となっています。内訳を見てみると、50cc以下の販売台数が下降し、51cc以上は大きな増減が無く堅調傾向にあります。販売車両の約半分(48%)が50cc以下、残りの約半分(52%)が51cc以上となっており(2016年3月データ)、50cc以下の販売台数が減ると全体減になってしまうという構図になっています。

保有台数を見てみると、2011年の1220万台から微減が続いており、2016年には1121万台とこちらも下降傾向となっています。こちらも販売台数と同じく、50cc以下の保有台数が下降していますが、51cc以上の保有台数は堅調です。

一体どういう事が起きているのでしょうか? ヤマハ発動機広報の岩崎さんに伺いました。「50cc以下の減少として考えられるのは、これまで多くいた若者の購入者が減少傾向であることや、都市部の交通環境が良くなってきていることなどが影響していそうです。51cc以上が堅調なのは、51cc以上の免許取得車による原付二種(125cc以下)の通勤通学利用が多い傾向で、原付二種は自動車保険の特約を利用して安く保険に加入することが可能なので経済的にもメリットがあり、母数が減りにくいのでは?」 とのことでした。

若者はバイクに興味が無いのでしょうか? 「オートバイ全体の状況としては、250ccのモデルが好調といえます。当社のデータとして、YZF-R25というモデルは発売(2014年12月)されてから 2017年上期の登録車両において、約50%以上が20代以下でした。人気の理由としては、スタイリッシュなデザインがうけているようです」。趣味としてのバイクは若者に人気があるようです。ちなみに最近のアフターパーツの傾向として、スマホホルダーやウエアなどのカジュアルなものが人気だそうです。

一般入場後の会場はなかなかの混雑でした。全体数は減りつつも趣味としてのバイクは熱いようです。それではcarview!編集部が気になったバイクを画像にテキストを付けてご紹介したいと思います。

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