新型Sクラスに早くも乗った。先進技術・豪華な内装・快適な走りで最強の座は今回も揺るがず
2020/11/04 12:45 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 131
2020/11/04 12:45 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 131
自他ともにベストカー・イン・ザ・ワールドと認める「メルセデス・ベンツ Sクラス」の11代目にあたるW223が誕生、ようやく試乗会が開催された。ベンツ本社に近いシュトゥットガルト空港の駐車場が集合場所とは意外だが、実はここで驚きの演出があった。
駐車場出口でスマホを渡され、指示通りの操作を行って待っていると、なんと無人のSクラスが目に前に現れた。つまり試乗車には来年から導入が予定されている自動バレーパーキングシステム(AVP、自動運転レベル4に相当)が搭載されていたのである。
自然光の下で見るニューSクラスはわずかに低くワイドになったグリル、切れ長にサイドへ回り込んだヘッドライト、シャープなテールライト以外にエクステリアに大きな変化はないが、全体にスマートになった感じだ。おそらく要因はサイズで、ショートホイルベース版で全長5179×全幅1954×全高1503mm、ホイルベース3106mmと現行モデルより54mm長く55mmワイドになったものの、高さは10mm増に止まっている。長く、幅広く、低く、安定して見えるのだ。
ドライバーが近づくと自動的に伸びてくるリトラクタブル式のドアノブを引いてキャビンに入ると正面には12.3インチ、ダッシュ中央には12.8インチの大型ディスプレイが2枚並んでいる。これらの画面はOLEDで旧モデルよりも64%大きいが、さらに私の正面には3Dディスプレイがあって数字や情報が立体的な映像として浮かび上がり、未来的だ。ここには顔認識に必要な2基のカメラも内蔵されている。さらにフロントウインドウに実質77インチ画面に相当するAR機能付きのヘッドアップディスプレイもオプションで用意される。ちなみにドイツでは全てオプションで、これだけで45万円はする。
ダッシュボードのメインモニターにPINコードを入力するとウエルカムメッセージと共にスタートの準備が整う。「ハイ、メルセデス!」で起動するMBUXはさらに改良され27カ国語を理解するほか、母国語以外を喋る外国人のアクセントも受けつけるようになった。アルミ、高級レザー、豪華クルーザーのような仕上げのウッドを使ったインテリアは高級感に満ちており、キャビンの照明は1.6cmごとに埋め込まれた合計260灯のLEDライトが受け持つ。メルセデスがこの空間を「ウエルネスオアシス」と名付けた理由はここにある。
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