【旧車の名車に乗れる】“タイムマシン感覚”が気軽に味わえる「ネオクラ」レンタカーが予想外にイケてた

1998年式 チェイサー ツアラーV（100系）

走り屋に人気だった「チェイサーツアラーV」を借りた

一般的なレンタカーと異なるのは、決まった拠点での貸出をせず、全国のトヨタディーラーが展開する「GRガレージ」を中心に、場所と期間、取り扱い車種を限定していること。

これは専用の施設を持たないことがコストを抑えるだけでなく、全国の幅広い人たちにレンタルの機会を提供するためでもあるのだ。

筆者は、埼玉県さいたま市の「埼玉トヨペット GRガレージ 浦和美園店」で、2025年6月10日まで貸出を行っている「チェイサー ツアラーV」を借りてみた。

最後のチェイサーとなった100系は、特に走り屋やドリフト愛好家に人気のある車種だが、全日本ツーリングカー選手権などのモータースポーツにも参戦していたため、最もスポーツ色が強いモデルでもあり、当時の「マークII」三兄弟（チェイサー、クレスタ）で唯一、TRDエアロパーツを装着した「TRDスポーツ」が用意された。

現車は「ツアラーV TRDスポーツ」の5速MT車という貴重な一台なのだ。ただ新車当時の部品が入手できないところもあるので、このチェイサーに関しては、フルノーマルではない。

しかしそこを逆手に取り、ライトチューン仕様となっているのも面白いところ。そのため、サスペンションやマフラーは社外品が使われている。