【真相】三菱とホンハイが組む本当のメリット。日本メーカーはアジア企業に蹂躙されてしまうのか?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 7
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前出の業界関係者は、「ホンハイのメリットも少なくない」とした上で次のように続けます。
「ホンハイは、iPhoneの生産に加え、近年ではAIサーバーの生産でも存在感を示しています。
これらは、台湾や中国、東南アジアなどの拠点で生産されていますが、その主要な輸出先のひとつとなっているのが米国です。ただ、ドナルド・トランプ大統領による関税政策の影響から、米国向けの事業は先行きが不透明な状況が続いています。
また、ホンハイ自身の成長のためには、東南アジアやオセアニア、あるいは中南米といった地域への展開が必要不可欠です。
そこで『次なる矢』として、ホンハイでは自動車産業へと進出する方針を打ち出しています。電子化が進む昨今の自動車産業は、ホンハイの既存の事業とも相性が良い上に、世界各国で需要があります。
一方、ホンハイはあくまでも『受託製造』の企業であるため、実際に製品として販売するためにはパートナーが必要です。
その点、東南アジアやオセアニアで強い実績のある三菱は最適なパートナーのひとつであることは間違いありません」
(次のページに続く)
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