車の買い替え時期はいつが最適なのか？買い替えの際にやるべきこともチェック【購入ガイド】

車の買い替え時期はいつが最適なのか

車は年数経過によって故障リスクが高くなることから、買い替えた方が支出を抑えられる場合があります。しかし、どの位の年数で買い替えるべきか、判断に悩むこともあるでしょう。

そこで、この記事では、車の買い替えに適した時期や、平均的な買い替え時期についてご紹介します。車を買い替えることによるメリット・デメリットや注意点なども合わせて解説するので、車の買い替えを検討している方は参考にしてみてください。

• ※目次※
• 1.車の買い替え時期のおすすめはいつなのか
• 2.平均的な車の買い替え時期とは
• 3.車を買い替えるメリット・デメリット
• 4.車を買い替える際にやるべきこと
• 5.車には「高く売れる時期」と「安く買える時期」がある

車の買い替え時期のおすすめはいつなのか

車の買い替えは、維持費が発生したり、使い方が変わったりする時期に合わせて買い替えを検討することが一般的です。車の維持費が発生するタイミングはある程度決まっているので、維持費を抑えたい場合は特定の時期に車を買い替えることをおすすめします。

ここでは、車の買い替え時期としておすすめできるタイミングを紹介します。

3年目の車検前

新車登録から3年後は、初回車検の期限が切れる時期であり、買い替えに適した時期のひとつです。車によっては1回の車検費用が10万円を超えるケースもあるため、車検前に車を買い替えることは珍しくありません。

また、新車登録から3年の車は市場価値が比較的高く、高価買取が見込めるというメリットもあります。性能に問題がある、職場や家庭の都合で早めに買い替えたいなどの理由がある場合、この段階で買い替えを検討しても良いでしょう。

5年目の車検前

5年目の車は2回目の車検が切れるタイミングであり、中古車価格が低下しやすいタイミングでもあります。5年経過すると自動車メーカーによる特別保証が終了するため、修理費用が保証されません。したがって、故障した際の出費が高くなるリスクがあります。

また、車種によっては発売から5年ほどでモデルチェンジが実施される場合もあり、旧モデルの市場価値と査定価格が低下することもあるでしょう。

7年目の車検前

新車登録から7年後は3回目の車検が切れる時期です。長距離走行や経年変化などで車の故障リスクが高くなりやすい傾向にあります。車は査定価格の基準になる残価率が6年で10%まで低下するため、7年経過した車は査定価格がさがりやすいことも基準のひとつです。

このように、メンテナンス費用の増加や査定価格の低下といった問題があることから、新車登録から7年目は買い替えに適した時期と言えます。

修理費用が増えるとき

新車登録から10年、走行距離が10万kmを超えた車は故障リスクが高くなり、修理費用が増えやすくなります。一般的に、タイミングベルトやラジエターホースなど複数の部品が走行距離10万kmほどで交換が必要と言われているのも理由のひとつです。

10年を超えた車はメーカーからの部品供給が行われなくなる場合があるため、故障した際に修理対応が困難になりやすく買い替えを検討しても良いでしょう。

ライフスタイルが変わるとき

引越しや転勤などによって車の使い方が変わった際も、買い替えを検討する時期です。例えば通勤距離が長くなった場合、燃費性能が良い車に買い替えることで燃料費を抑えやすくなります。

また、斜面やオフロードなどを走行する機会が増えた場合には、走破性が高い車に買い替えることで走行の快適性が向上するでしょう。

車に不具合が発生したとき

車の部品は消耗品であり、不具合を防ぐには定期的なメンテナンスを行うことが重要です。不具合が発生した場合、点検や修理対応を行う費用がかかります。箇所によっては10万円以上もの修理費用がかかることもあり、そのような場合は買い替えた方が良いでしょう。

特に、エンジン周りの不具合は修理費用が高くなりやすく、1度直せば良いものでもないため、買い替えを検討することをおすすめします。

自動車税が上がるとき

新車登録から一定以上の年数が経過した車には、「自動車税」が重課されます。ガソリン車と軽自動車は13年、ディーゼル車は11年経過した時点で課税額が多くなるのが一般的です。

税率は、ガソリン車とディーゼル車は15%、軽自動車は20%となっており、課税額を通常の金額に抑えるには買い替えを検討した方が良いでしょう。

保証期間が終了したとき

新車を購入した場合、一定の走行距離もしくは期間が過ぎるまではメーカー保証が適用されます。メーカーによって異なるものの、購入から3年もしくは走行距離6万kmまでは新車保証が適用されることが一般的です。

なお、メーカー保証が終了した後は修理費用が高くなるため、保証期間に合わせて車を買い替えることで修理費用を抑えやすくなります。