ガソリン代が安くて人気の「ディーゼル車」が徐々に減少する背景とは? 今後はHEVやBEVが主流に
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 109
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ある業界関係者は、ディーゼル車の現状について次のように話します。
「長距離輸送や大トルクを必要とする用途では、依然としてディーゼルエンジンに優位性があります。
たとえば、大型SUVの『CX-80』やピックアップトラックの『トライトン』などでは、燃料効率と力強さを両立できる点が評価され続けています。
さらに、近年は再生可能エネルギー由来のバイオディーゼルや合成燃料の研究も進んでおり、これらが普及すれば、環境規制に対応した新しいディーゼル車の姿が見えてくる可能性も考えられます。
ただ、市場全体で見ればハイブリッド車やBEVが主流となる傾向は変わりません。
多くのメーカーにとっては限られた開発資源をどこに投じるかが課題です。
需要が縮小しているディーゼル車は優先度を下げざるを得ず、燃料代の安さという従来の魅力が相対的に小さくなったことに加えて、環境規制、電動化へのシフトが重なった結果、ディーゼル車の減少が進んでいるのが現状と言えます」
ディーゼル車は今後、新燃料の活用など新しい方向性も模索されていますが、従来のような普及は期待しにくい状況なのかもしれません。
(終わり)
(写真:マツダ、三菱、トヨタ)
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