日産「ノート」の遠い親戚？ ルノー新型「クリオ（ルーテシア）」発表。欧州ベストセラーの6代目はフルハイブリッドが主力で年内発売へ

新型クリオ

主力のフルハイブリッドは出力強化と低燃費を実現

パワートレインは4種類を設定。主力は1.8L 直列4気筒エンジンに2基のモーターを組み合わせたフルハイブリッド（E-テック）である。

システム出力は160hp、0-100km/h加速は8.3秒、燃費は3.9L/100km（約25.6km/L）、CO₂排出量は89g/kmと発表された。従来のE-テック（145hp）から出力を強化した。

そのほか、1.2L 直列3気筒115hpのガソリンターボ（6速MTまたは6速EDC）、LPGとガソリンを併用する1.2L デュアルフューエル「エコ-G」（120hp）も用意され、いずれも効率と走行性能の両立を図った。

先進運転支援では最大29種のADASを搭載可能。アダプティブクルーズコントロール（ACC）や電動パーキングブレーキは全車標準で、車線維持支援、被害軽減ブレーキ、ドライバー注意力監視に加え、オプションで360度カメラ、パーキングアシスト、ブラインドスポットモニター、後退時AEB、緊急回避操舵、エマージェンシー・ストップ・アシストなどを用意する。

インフォテインメントは上位グレードで「オープンR リンク」（Google built-in）を採用し、Google マップとGoogle アシスタントに対応する。無線アップデート（OTA）にも対応し、スマートフォン連携もワイヤレスで可能だ。

その他、オプションでハーマンカードン製410Wオーディオも選択できる。

なお、新型クリオは25年内に欧州市場で受注を開始する予定である。

（終わり）

（写真：ルノー）