「費用を抑えるならガソリン車、距離が多いならハイブリッド車がお得」は本当か? 下取り額まで考慮すると“違う結果”に
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 65
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ここまでをまとめてみましょう。
まず、ガソリン車とハイブリッド車の車両価格には37万700円の差額があるものの、ハイブリッド車に対する税制優遇によって、購入時の実質的な差額は33万3800円となります。
この金額を年間のガソリン代の差額(3万円)だけで回収しようとすると、約11万km強の走行が必要に見えます。
ただ、これは年間1万kmの走行でも11年以上を要することから、この時点ではハイブリッド車のほうがお得とは言えません。
しかし、10万km走行時点でのブレーキパッドや補機ベルトなどのメンテナンス費用の軽減(約4万円)を加味すると、実質的に埋めるべき差額は約23万5500円となります。
さらに、リセールバリューにおいても、ハイブリッド車は中古車市場でも需要が高く、ヤリスクロスの場合はガソリン車よりも10万円から15万円程度査定額が高い傾向が見られます。
この売却時の差額も考慮すれば、トータルでのコスト差は8万円から13万円程度まで一気に縮まります。
これらを総合すると、毎日の通勤や長距離のドライブなどで年間1万km以上走るユーザーや、リセールバリューを重視して3年から5年の短いサイクルで乗り換えるユーザーであれば、維持費の安さと売却時の価値の高さから、ハイブリッド車のほうがお得になる可能性が高そうです。
一方、週末の買い物や近所の送迎といった短距離の利用がメインで、年間の走行距離が5000kmに満たないようなユーザーや、乗り潰す前提で初期費用を極力抑えたい場合は、ガソリン車を選んだほうが結果的にトータルの出費を安く抑えられるかもしれません。
このように、ガソリン車とハイブリッド車のどちらがお得かについては、ユーザーの利用環境やニーズによって変化します。
目先の出費だけでなく、そのクルマの最後までを考えた「出口戦略」もふくめてパワートレインを選ぶことが重要と言えそうです。
(終わり)
(写真:トヨタ)
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