【登場から10年】現行「ロードスター」の販売が前年比128.9%と絶好調のワケは“ただの偶然”ではなく“必然”だった
掲載 carview! 文:koensha 66
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現在の自動車市場は、SUVと電動化が主流であり、「ライトウェイトFRオープンスポーツ」というカテゴリーそのものが“絶滅危惧種”になっている。
欧州メーカーも環境規制やコスト面の制約から次々と小型FRオープンの生産を終了し、トヨタ「GR86」やスバル「BRZ」のようなFRスポーツもクーペが中心だ。そのなかでロードスターは、約1000kgという軽量ボディ、自然吸気エンジン、6速MTという“クラシックな組み合わせ”を現代に残す数少ない存在である。
この「唯一無二の存在」であることが、ロードスターの価値を一段と高めている。
たとえば、アクセルペダルを踏み込んだ瞬間のエンジンレスポンス、ステアリングを切り込んだときのボディとの一体感、そして幌を開けて風を感じながら走る開放感……。そのどれもがスペックシートの数字には表れない、五感に訴える体験だ。
電子制御で走りを補うのではなく、ドライバーの意のままに動く軽量ボディと自然吸気エンジンの組み合わせは、いまやロードスター以外ではほとんど味わえないものとなっている。
加えて、ロードスターは“速さ”だけを追求したクルマではないという点も重要だ。
0-100km/h加速や最高出力といった数値ではなく、日常の速度域でも操る楽しさを感じられることが本質であり、そこにこそ「走りの歓び」の本質がある。これはマツダが一貫して掲げる哲学であり、時代が変わってもブレない価値観としてユーザーに支持されている。
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