【登場から10年】現行「ロードスター」の販売が前年比128.9%と絶好調のワケは“ただの偶然”ではなく“必然”だった
掲載 carview! 文:koensha 66
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ロードスターが2025年上半期に前年同期比128.9%という大幅な販売増を記録したのは、2024年に実施された商品改良の効果だといえる。
エクステリアはフロントマスクが刷新され、ヘッドライトやバンパーの意匠がより精悍な印象へとアップデートされた。インテリアはメーターまわりやインフォテインメントシステムが改良され、現代のユーザーが求める快適性や機能性にも応える内容となっている。
最大の注目は、走行性能の熟成だ。
電動パワーステアリング(EPS)の制御チューニングが見直され、ステアリングの中立付近の応答性や路面インフォメーションの伝わり方がいっそう自然なものに改善された。また、「アシンメトリックLSD(リミテッドスリップデフ)」の採用により、旋回中のトラクション性能が向上。ワインディングロードでの操縦性や安定感が格段に高まっている。
こうした改良は単なる小手先のマイナーチェンジではなく、ロードスターがもともと持っていたポテンシャルをさらに引き出し、「熟成の極み」と呼べるほどの仕上がりを実現している。これにより、既存のロードスターファンだけでなく、「いつか乗りたい」と思いながら手が届かなかった層にも再び注目されるようになった。
最近は、クルマを“移動手段”としてではなく“人生を豊かにする趣味の道具”として捉える層が増えている。通勤や買い物の足としての利便性よりも、「操る楽しさ」や「所有する喜び」に価値を見出すユーザーが増えており、そうしたトレンドとロードスターのキャラクターが見事に合致したことが、販売台数を押し上げる追い風となったのだ。
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