【登場から10年】現行「ロードスター」の販売が前年比128.9%と絶好調のワケは“ただの偶然”ではなく“必然”だった
掲載 carview! 文:koensha 66
掲載 carview! 文:koensha 66
現行型登場から10年を迎えたマツダ「ロードスター」が、2025年上半期において前年同期比128.9%と大きく販売を伸ばした(自販連調べ)。モデル末期にもかかわらず勢いを増す背景には、単なる懐古趣味ではない“本質的な価値”と“時代の変化”が交錯していた。
現行型ロードスター(ND)は2015年に登場した。1989年の初代(NA)、1998年の2代目(NB)、2005年の3代目(NC)と続いてきた歴代モデルの系譜を受け継ぎながら、「人馬一体」というロードスターの根源的な思想を改めて再定義したモデルである。
最大の特徴は、マツダが開発の原点に立ち返って“軽さ”を徹底追求したことだ。
先代NCが装備の充実や安全性の向上によって1100kgを超えていたのに対し、NDは約1000kgという初代以来の軽量ボディを実現。これは、現代の厳しい安全基準や衝突規制を満たしながら、細部まで軽量化の工夫を積み重ねた結果であり、「軽さこそが走りの歓びの源泉」というマツダの哲学を改めて体現するものだった。
理想的な前後重量配分を生かしたFRレイアウト、自然吸気エンジンと6速MTがもたらすダイレクトな操作感、そしてオープンボディならではの開放感。それらが融合して生まれる「人馬一体」のフィーリングは、10年を経た今も色褪せていない。
むしろ、SUVと電動車が主流となり、どの車も似たようなドライビングフィールになりつつある現代だからこそ、ロードスターのピュアな走りは強い輝きを放っている。
(次のページに続く)
#マツダロードスター #ND型ロードスター #ライトウェイトスポーツ #走りの歓び #電動化とスポーツカー
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