新型プリウス公道試乗を超速レポート。世界の定番と戦えるか?
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:菊池 貴之
街中で好印象を得たあと、首都高に乗って大黒PAを目指す。アクセルを踏み込むとエンジンが始動して、エンジン+モーターの力による加速が生まれる。今回のプリウスは、搭載エンジンが1.8Lで最高出力98ps、最大トルク14.5kg-mであり、モーターは最高出力72ps、最大トルク16.6kg-mを発生する。そしてシステム最高出力は122psとなる。ちなみに先代はエンジンが99psでモーターが82ps、システム出力は136psだったわけで数値的には低下した。
しかし実際に走らせると、パワーダウンした感じがしないのは、伸び感のある気持ち良い加速感を作り上げるなどしているからだろう。特に今回はパワーモードを選ぶと、ノーマルモードと大きく変わってアクセル操作に対するレスポンスが向上し、とても元気の良い走りに変化する印象を受ける。実際に首都高に入ってパワーモードでアクセルを踏み込むと、実に伸びやかな感覚の加速が得られるので、数値が下がった不満は感じないはずだ。
横浜ベイブリッジを渡って、大黒PAへ行く分岐をすぎる。このカーブでも実にしっかりとした感じで曲がっていく。以前よりも確実に安心感のある、安定した走りを提供してくれる。事前に走りが良くなったことをアピールしていたが、確かにこの点はよくなっているし、これならばワインディングロード等でも以前よりしっかりとした感覚で走れることは間違いない。
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