アウトランダーPHEVとアウトランダーが大幅改良。燃費や走りも向上

6月18日（木）、三菱は大幅マイナーチェンジした「アウトランダーPHEV」と「アウトランダー」を公開した。新型アウトランダーは6月18日から、アウトランダーPHEVは7月9日（木）から発売する。価格はアウトランダーが251万9640円～321万1920円、アウトランダーPHEVが359万6400円～459万円。

フロント周りを中心に大胆チェンジ

新型はエクステリアを大幅に変更。特にフロント周りはパジェロのデザインを継承・進化させた「ダイナミック・シールド」をコンセプトに、イメージを大きく変えてきた。LEDポジションランプ付LEDヘッドライトや、LEDリヤコンビネーションランプも採用する。

また、アウトランダーPHEV、アウトランダーそれぞれにエクステリアの専用装備が与えられ、アウトランダーPHEVは専用のバンパーエクステンションやボディ同色のサイドガーニッシュ、専用デザインの18インチホイールなどで差別化を図っている。

PHEVは大型センターコンソールを採用

インテリアでは、アウトランダーPHEVが新デザインの大型センターコンソールや4本スポークステアリングホイールを採用。シートは立体感のあるパッドや新しい表皮で着座時のフィット感を向上させ、ドアトリムにもパッドが貼られた。Gプレミアムパッケージはラグジュアリー感のあるブラウンの本革内装が標準だ。

クルマを真上から見たように確認できるマルチアラウンドモニターはMを除くPHEV全グレードに標準装備。外出先や非常時に家電が使える最大1500Wの電源アウトレットはGプレミアムパッケージに装備。その他、運転席パワーシートはアウトランダーPHEV全車に、ステアリングヒーターもMを除く全車に標準装備された。

また、ガソリン車のアウトランダーもシート表皮デザインやシートクッションを変更し、ステアリングホイールにグリップデザインや表皮レザーを採用している。

燃費や走行性能、静粛性も進化

ガソリン／PHEVモデル共にサスペンション取付け部の剛性アップで操舵感や正確性が向上したほか、大径化したリアショックアブソーバーにより乗り心地や走りの質感も改善。吸音材や遮音材、制振材やダイナミックダンパーなど30点以上が見直され静粛性も増している。

また、アウトランダーPHEVはプラグインハイブリッドEV制御の最適化やエンジンフリクション低減でハイブリッド燃費が1.6km/Lプラスの20.2km/Lになり、モーター効率見直しでEV走行距離が0.6km伸びた60.8kmになった（Gプレミアムパッケージはハイブリッド燃費20.0km/L、EV走行距離60.2km）。さらに、発進加速やレスポンスも大幅に高められているという。

一方、ガソリンモデルのアウトランダーは新世代CVTを搭載してJC08モード燃費がFF車で0.8km/Lプラスの16.0km/Lに、4WD車で0.2km/Lプラスの14.6km/Lになった。

＜スペック例＞