「ヤリス」大幅改良でこうなる! 高出力HV、デジタルメーター、先進安全強化
掲載 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 80
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「ヤリス」のマイナーチェンジが近づいている。現行ヤリスが登場したのは2019年12月。今年はデビューから3年目にあたり、モデルサイクルを考えると、今年後半にマイナーチェンジが施される可能性が高いだろう。
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<写真:高出力(130ps)版の欧州向け「ヤリス130 プレミアエディション」>
そんな折、欧州で日本に先駆けて大幅な改良が発表された。その内容を参考にしつつ、まもなく実施されるであろうマイナーチェンジの内容を探ってみたい。参考までに以下は現行ヤリスの発売以降の主な進化の流れだ。
2020年2月 ヤリス発売
2021年5月 仕様変更(安全装備が充実)
2022年9月 スポーツグレード「GRヤリス」発売
欧州で先日発表された改良の主な内容は3点。
・出力を高めた高出力版ハイブリッドの追加
・運転支援システムの充実
・インテリア&装備のアップグレード
以下、順に詳しく見ていこう。
まず高出力版ハイブリッドについてだが、これまでのハイブリッドがシステム出力116psだったのに対し、高出力版は130psに強化される。その内容は、より強力なモーターが組み合わされ、システムを管理するソフトウェアにも改良が施されたことにより、システム出力が12%増加。トルクも大幅に強化され、電気モーターの最大トルクは141Nmから185Nmへ30%増している。
1.5L直列3気筒エンジンにモーターを組み合わせる点は共通だが、モーター出力により性能の差別化が図られているというわけだ。
その結果、0-100km/h加速は9.2秒と、これまでのものより0.5秒短縮しており、より鋭い加速性能を楽しめるパワートレインへと進化。高速道路での追い越しなど日常使いに重要な80-120km/h加速も7.5秒へと改善しており、スポーツ走行時だけでなく、日常使いでも性能向上を感じられるシステムへと進化している。
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<写真:高出力(130ps)版の欧州向け「ヤリス130 プレミアエディション」>
ちなみに欧州では従来型のシステムは「ハイブリッド115」、高出力版は「ハイブリッド130」と呼ばれ、後者は欧州における「プレミアエディション」と「GR SPORT」に標準搭載される。
このうち、GR SPORTは国内でも売られているスポーツバージョンなのでご存じの通り。もう一方のプレミアエディションはバイトーンのルーフや専用アルミホイールが奢られる上級グレードで、このことからわかるように、ハイブリッド130はプレミアムなパワートレーンと位置付けられる。今後はこのように出力の異なる複数のハイブリッドがラインアップされていくケースが増えそうだ。
<写真:欧州向け「ヤリス GRスポーツ」>
次に運転支援装置を見ていこう。今回の改良では運転支援システム「トヨタセーフティセンス」に、いくつかの新機能が加わった。そのひとつは、急加速による衝突を予防する機能。例えば歩行者が横断しているにもかかわらず、急アクセルを踏んだ場合に、衝突を回避するために緊急ブレーキが作動する。
また先行車が減速し車間距離が急に狭まるようなケースで、ドライバーがアクセルを戻すとブレーキが作動し、一定の車間距離を確保する機能も加わった。
さらに、カーブを走行する際、ドライバーのハンドル操作が遅れた場合などにクルマが自動でステアリング操作をサポートする機能や、急病など運転者の異常時に車両を自動停止させる機能が標準化された。また、オンラインでのアップデートに対応したのも見逃せないポイントだ。
インテリアではメータークラスターに12.3インチフル液晶パネルが採用(一部グレードは7インチ)された。グラフィックは「スマート」「カジュアル」「スポーティ」「タフ」の4パターンから選択でき、これまでの二眼式デジタルメーターに比べ表示領域が大幅に拡大している。
あわせて、インフォテイメントディスプレイにも10.5インチの大型液晶を採用(一部グレードは9インチ)。新たなマルチメディアシステムは常時インターネットに接続し、クラウドベースでのナビゲーション機能を提供するという。細かなところでは、スマホからロック/ロック解除、エアコン操作等が可能なスマートデジタルキーも新設定される。
<写真:欧州向け「ヤリス130」>
これら欧州モデルの改良内容を踏まえると、機能を中心にかなり広範な内容となりそうだ。気になるお値段は、ご時世的にも値上がり必至と思われるが、ヤリスは最量販モデルのひとつだけに大幅な価格上昇はないだろう。
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仮に5万円程度の上昇の場合、2WD車でハイブリッドが205万円前後から、ガソリン車が150万円台からとなる。なお新たに設定される強化版ハイブリッドモデルについては通常のハイブリッドよりも15-20万円程度の上乗せが必要となるだろう。
というわけで、やはり注目は高出力版ハイブリッドの追加だ。日本仕様についても引き続き注目していきたい!
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