アウトランダーPHEVがマジ改良。中古狙いでも新型は要チェックだ
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:篠原 晃一
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ハンドリングが良くなったのも見逃せない。ステアリングの取り付け剛性の問題なのかダイレクト感は改善していないが、ハンドルを切り出してからの反応は良くなった。おそらくベクタリングのチューンやステアリングのギアレシオがクイックになったことと、前述したボディ剛性向上が関係しているのだろう。結果として、従来モデルよりもハンドル操作量が少なくなり、連続するカーブが走りやすい。
ちなみにビルシュタインの足回りを装着したSエディションはやや硬い。ボディ振動減衰が的確に働き出しているので、個人的には乗り心地とのバランスを踏まえるとノーマル派だ。
強く加速する際にエンジンが絶えず一定音で唸るのは残念だが、2.4Lエンジンになって加速力自体も上がった。前述したようにエンジン振動が少なくなっている。そのため新型は走行中にエンジンが掛かっても気づきにくく、緩加速時などはEVドライブが続いているように感じるほどだ。従来モデルではチャージモードのエンジン音が大きかったが、新型では停車時でも我慢を強いられず使えるほど静かになった。他にもバッテリー容量アップにより電気の瞬間受け入れ能力が増して、実燃費、実電費の向上にも繋がっている。
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