【どうなる日産】メルセデスが日産株を売却。15年続いた提携に終止符…EV時代前の試練とは？

インフィニティ QX30

工場閉鎖、本社売却…どうなる日産

苦境に立つ日産は、新CEOイヴァン・エスピノサ氏のもとで再建策を進めています。生産能力を年間100万台減らし、工場数を持続可能な規模に縮小する計画が打ち出されました。

なかには、主力拠点とされる追浜工場の閉鎖案も含まれていると報じられています。

さらに、横浜本社の売却とリースバックによって、電気自動車やガソリン車の新開発に必要な約10億ドルの資金を確保する可能性も浮上しています。

メルセデスが離れた一方で、ルノーは依然として主要株主として関与しており、三菱を含むアライアンスの枠組みは維持されています。

カルロス・ゴーン氏の突然の逮捕以降、日産は迷走を続けています。グローバル拡大を急いだ戦略は成果を残せず、販売も低迷しました。

メルセデスの撤退によって提携の再編が進む中、日産が電動化時代の到来にどう備えるのかが注目されます。

（終わり）

（写真：APOLLO NEWS SERVICE、日産）