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【試乗】これが最後の“ピュア”アルピナ。スポーティとは異質な「B3 GT」という独自の世界観に酔いしれる

【試乗】これが最後の“ピュア”アルピナ。スポーティとは異質な「B3 GT」という独自の世界観に酔いしれる

B3 GT リムジン(写真:鈴木ケンイチ)

その強烈なパワーは超高速巡行のため

ところが、ある一線以上の速度でアクセルとブレーキを踏み込むと、もう一つの顔、超高性能車が現れます。

高速の追い越し加速などで、アクセルを深く踏み込めば、389kW(529PS)&730Nm、そして0-100km/h加速3.4秒の加速性能を味わうことができます。その強烈さは、髪の毛が逆立つようなもの。

そして驚くのが安定感の高さです。シャシーをはじめ、パワートレイン制御や4WDシステムの制御が、よっぽど優れているのでしょう。まったく暴れるようなそぶりは見せません。

また、粒の揃ったエンジン音が耳に届きますが、その大きさは振動と同様に、ほんのわずかなもの。騒音ではなく、サウンドと呼べるような心地よさがあります。この安定感とパワーがあるからこそ、速度無制限のアウトバーンで、延々と巡航最高速度308km/hで走り続けることができるのでしょう。

「B3 GT」の落ち着いた佇まいや室内空間を鑑みてみれば、このクルマが似合うのは、高速道路の高速移動です。大陸を高速移動する、まさにグランドツーリングのためのクルマと言えるでしょう。オイルやタイヤの焦げた匂いが漂うサーキットが似合うクルマではありません。

遠い取引先まで、いかに速く、いかに快適に移動するかのために使うというのが、最も似合う使い方なのではないでしょうか。スポーティとは違うベクトルの高性能を持つクルマなのです。

世にスポーツセダンを名乗る高性能車は数多くありますが、その多くは「スポーティさ=俊敏さ」というスタイルを取っています。一方で「B3 GT」は、まったく異なる価値を提案していることがわかりました。BMWがブランドを欲しがるのも納得です。

今後、BMWの手によるアルピナが登場しますが、どのようなクルマになるのかに注目です。

(終わり)

>>【これが最後の?】アルピナ「B3 GT」を写真で詳しくチェックする

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(写真:鈴木ケンイチ、BMWアルピナ)

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