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新型日産「ルークス」試乗。王者N-BOXを追い詰めることができるのか?

なんだかんだいっても日産のブランド力は強い

走りの質感も明らかにN-BOXとは方向性が異なる。プラットフォームやパワートレインは、現行「デイズ」がベース。この世代から開発は三菱主導から日産主導に変わり、質感が軽レベルから登録車レベルに引き上げられている。

室内にはソフトパッドなど高級素材は使われてないとはいえ、ツヤ感が良いインパネ樹脂など良く出来ている。9インチのナビやシフト回りのガラスパネルとピアノブラックパネルが質感を上げているし、従来日産の軽にはなかった薄型ティッシュボックスが入るグローブボックスも備わり気も利いている。

そしてなにより走りの良さだ。パワートレインはノンターボで52ps、ターボで規制枠ギリギリの64ps。ノンターボは現行N-BOXの58psに負ける。このあたりは相変わらずN-BOXの底ヂカラを感じるが、ルークスは2.7psのモーターを使った自慢のマイルドハイブリッドでサポート。加速の良さは遜色ない。

一方、おもしろいのは乗り心地で、N-BOXほどの柔らかさ、しなやかさはない。これは明らかにハンドリング重視で、あえて足を固めに仕上げてコーナリング時のロールを減らしている。乗り心地のN-BOX、走りの楽しさのルークスと言った住み分けだ。かたや後席の静粛性はピカイチで、エンジンルーム回りやピラーの根元に吸音材を重点配置。嫌なノイズをカットしている。

最後に、ルークスの売りはなんといっても先進安全の「プロパイロット」だ。王者N-BOX自慢の「ホンダセンシング」による前車追従オートクルーズが完全停止できないのに対し、ルークスのプロパイロットは完全停止できるだけでなく、高速のレーンキープ性能がイイ。ロングドライブがラクチンなのと、今回の世代から高性能カメラにミリ波レーダーが付いて、走行時に2台先のクルマの動きまで捕捉できるようになった。

ついでに片側24個のハイテクLEDによるアダプティブLEDヘッドライトも凄い。これで前走車や対向車がいてもかなりの領域でハイビーム照射が出来る。このあたりは世代分、N-BOXに勝ってるし、部分的には去年登場のタントにも勝っている。

そして侮れないのが日産のブランド力だ。近年の事件で落ちたとはいえ、ノート e-POWERのような凄い商品が出るとすぐに持ち直す日産の販売力。根本的にスズキやダイハツはない高級車イメージとリッチなファンを持っており、ヘタするとN-BOXに次ぐ人気を獲得する可能性はあるのだ。値段高めとはいえ。

ってなわけでますます戦国時代の様相を呈してきた軽スーパーハイト、今後の動向から目が離せない。

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