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【Hondaの挑戦】第10戦ハンガリーGP

トップ10を狙える速さを持つが、トラブルで不発

2戦前のオーストリアGPで初投入されたMP4‐30の新しい空力パッケージも、効果を発揮してきたか、金曜日を終えて、フェルナンド・アロンソ8番手、ジェンソン・バトン12番手。フリー走行とはいえ久々にアロンソがウイリアムズ2台に先行してみせた。ライバルたちが一気に速さを増してくる土曜日午前中のフリー走行も、アロンソ8番手、バトン13番手をキープ。まだ路面のグリップが本格的に改善していないセッション中盤の早いタイミングで行った、ソフトタイヤによる予選シミュレーションのタイムだった。予選本番でトップ10をうかがう速さを備えていることは、この段階でも明らかだった。

午後2時からの予選。マクラーレン勢はQ1最初のアタックから、積極的にソフトタイヤで攻めた。ところがQ2進出をかけた2セット目のアタックで、バトンから「(電気)エネルギーが、全然使えない」という無線が飛び込んでくる。そのため最高速重視のセクター1でのスピードが伸びず、16番手に終わりQ1敗退となってしまう。一方のアロンソは1分24秒563の自己ベストを出し、なんとか14番手でQ2へ進出。しかし新たなトラブルが、アロンソを襲った。Q2開始直後、アウトラップの最終コーナー手前でマシンが止まってしまったのだ。アロンソはマシンを押し、上り坂を必死で上がろうとするが、マシンは簡単には動かない。マーシャルの手を借りてなんとかガレージへ向かうが、第三者が介入した時点で再スタートはできなくなり、アロンソはQ2を1周もタイムを記録することなく15番手に終わってしまった。

予選ではともにトラブルに見舞われ、期待された結果が残せなかった。原因はバトン車が、「ステアリング上のソフトウェアの設定がまずく、パワーユニット側にエネルギー放出の指令が届かなかった」というもの。そしてアロンソ車は、車体全体にバッテリーから電気を供給するコネクターがキチッとはまっておらず、走行中に緩みが生じてシャットダウンしてしまったという、泣くに泣けないものだった。

いずれもパワーユニット由来のトラブルではなく、深刻なものではなかったが、それだけにいっそう残念な結果だった。「ギリギリだったかもしれませんが、Q3進出を狙える感触はありました。車体の煮詰めも進み、パワーユニットのエネルギーマネージメントもやり尽くしたと言っていいところまでできていましたから」と、新井総責任者は悔しさを隠せずにいた。

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