【日本の誇り】スズキは12カ国で4輪シェアNo.1。トヨタとも違う、小さな巨人が世界の“ニッチ”で愛され続ける理由がスゴイ
掲載 carview! 文:大音 安弘 9
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観光地としても人気のカリブ海にある美しい島国、バルバドス。人気歌手のリアーナの出身地としても有名だ。面積は種子島とほぼ同じという小さな国だけに、道路も狭いため、信頼性の高いコンパクトカーのニーズが高く、スズキ車がマッチするのだ。
他社に先駆けて、1982年からスズキの輸入代理店が設置されている。日本と同じ左側通行、右ハンドル車の国であるため、日本車マーケットでもある。20年連続でスズキ車がマーケットシェア1位となっている。
●2024年販売台数:約900台
●マーケットシェア率:34.9%(※2022年3月期)
■販売トップ3
・グランドビターラ
・フロンクス
・スイフト
■グランドビターラ
海外専売のミッドサイズSUVで、スズキが開発し、トヨタが製造する。マイルドハイブリッド仕様の1.5Lガソリンに6速ATを組み合わせ、FFと4WDを用意。最上位モデルとなるだけに、装備も豪華。
■フロンクス
日本でも好評のフロンクスは、マイルドハイブリッド仕様の1.5Lガソリンを搭載する点は同様だが、左ハンドル仕様の前輪駆動車のみ。さらにMTも選べる。
■スイフト
バルバドスには先代モデルではなく、現行型が導入されている。MT専用グレード「GL」と上級仕様の「GLX」の2モデルの設定。Sハイブリッドの1.2Lガソリンエンジンを搭載する。
私たちが思いもよらない国や地域で愛されているスズキ車。日本だけの規格である軽自動車が活躍しているマーケットがあることも驚かされた。
日本が得意とする小さく優れたクルマは、世界中から必要とされているのだ。グローバルスタンダードにとらわれることが多い今、日本の得意分野を改めて見直すべきではないだろうか。
(終わり)
(写真:スズキ)
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