ランボルギーニ ウルスはナンちゃってSUVどころか全部入りスーパーカーの傑作だった
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:ランボルギーニ・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:ランボルギーニ・ジャパン
最初に白状しておくと、「SUV人気にあやかったクルマだろ…」とか「背の高いランボルギーニなんて…」という具合に、斜に構えて見ていたフシがあったのも事実。そして今更ながら栃木のテストコース(GKN)と一般道で試乗して、その実力を印象付けられることになった。
「ランボルギーニ ウルス」は昨年から市場導入が始まった。ランボ初のSUVであることに加えて、初のターボエンジンを積んだことでも注目を集める。4.0L V8ツインターボは最高出力650ps/最大トルク850Nmというカタログ栄えする数値を発揮。8速ATとトルセン式の4輪駆動システムを使うことで、停止状態からわずか3.6秒で100km/hに到達する。最高速度は305km/hだ。
ランボルギーニなら当然のスペックと思うかもしれないが、クルマを前にすると驚きがある。全長5112×全幅2016×全高1638mmのボディサイズは想像を越える迫力と巨体で、重量もヘビー級の2.2トン。これでカタログで謳う性能が出せるのか疑いたくなるのだ。
しかし、オーバルコースでアクセルをひと踏みすれば、そのスペックに嘘偽りないことは肌身で感じられる。特に走行モードをコルサ(サーキット向け)にしてアクセルを踏み切った加速力は2.2トンとは思えないほど力強い。
流石に「ウラカン」のような2ドアのランボルギーニ勢と比べると、車体のダイレクトな動きや排気音はマイルドだが、例えばスポーティな雰囲気を漂わせる「マセラティ レヴァンテ」あたりと比べても、ウルスのそれはレーシーと表現したいほど激しいものだ。
コルサモードで急激にアクセルをオフにした際のバラバラという排気音などは、外で聞いていたら花火でもしているのかと思えるほど。さらに変速のたびに体に伝わる激しいショックや、高い着座位置ゆえに加速感が強調されることなども相まって、他のランボルギーニにはない暴力的な刺激が加わっている。
“軽量ボディ×自然吸気”で痛快な加速力を得る2ドア系ランボルギーニと、“重量ボディ×ターボ”の強烈な出力&トルクによる暴力的な加速力を得る4ドア系ランボルギーニでは、その非日常感が異なるということだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
「渋滞するに決まってるじゃん」な構造を変えられる? 首都高“渋滞を半減させます”宣言 どうやって?
【MotoGP】KTM、テストでは影薄くも「タイム画面の表示以上に良い」とアコスタ。テクニカルディレクターも自信示す
トヨタ「プリウス“クーペ”!?」な「GAUS 650VISION」がスゴかった! 最新サメ顔&ワイドボディの「インテグラ」! トヨタお墨付きの群馬自動車大学校の「カスタムモデル」とは
英国車の戦後史、新しい軽自動車、日産ファンの気持ち【復刻・徳大寺有恒「俺と疾れ!!」】
「大阪オートメッセ」コンパニオンに聞いた「好きなクルマ」とは? ブラックのコスチュームを纏ったお姉さまに尋ねてみました
2025年のOAMはシビック祭り! 見なきゃ損するチューンドシビックを一挙紹介【大阪オートメッセ2025】
写真家・朝日 幸彦氏の展示会「Two Decades – mile stone -」が2/19~3/3までユナイテッドカフェ宮ヶ瀬にて開催
【このシューマッハのF355なんぼ?】シューマッハの愛車だったとされるフェラーリF355 GTSがオークションに!しかし本当に彼の所有車だったのか?
【2025年版がいよいよスタート!】マツダファンフェスタ2025in東北は4月5、6日スポーツランドSUGOで開催
スーパーフォーミュラの放送網が拡大! F1も取り扱う企業が参画……DAZNとFODで全セッションライブ配信へ
[15秒でニュース]ACカーズが台湾進出…アジア初の正規ディーラー誕生
ブリヂストン ENLITEN技術で常識を変え進化するレグノ GR-XIII Type RVテスト試乗【試乗記】
【逃げられないの?】増殖中の「ゲートなし・ロック板なし」駐車場は、運営者も利用者もメリットだらけだった
改良版「ソリオ」の顔面にネット震撼。マイルドハイブリッドに高評価も「20~30万円アップはきつい…」の悲鳴
【軟派なSUVとは別次元】「アウトランダー」と「トライトン」が雪上で見せた“三菱四駆の頼もしさ”の正体とは
スランプ気味「N-BOX」と最近好調「スペーシア」。王座防衛戦でキングに“足りない魅力”とは?
【ぼったくり注意】オイル交換頻度の正解は?「5000kmもしくは半年」は店に騙されているのか
【本当はどうなの?】「フロンクス」オーナーのリアルな本音…機能・コスパ◎も、弱点は狭さとパワー不足
夢の技術「スカイアクティブX」終了のニュースは本当? 噂の「スカイアクティブZ」との関係は?
【朗報】ロードスター35周年記念車が想定以上のバカ売れで増産決定。今ならまだ間に合う報せも到着、欲しい人はダッシュ!
5ドア「ノマド」発売で…本当はどれがいいの? 大人気「ジムニー」の選び方と、ノマドの意外な弱点
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!