【モデルチェンジは突然に】新型「デリカミニ」、上級グレードは実質70万円アップの295万円…それでも売れれば日本経済は元気な証?
掲載 carview! 文:山本 晋也 92
掲載 carview! 文:山本 晋也 92
しかし筆者は、デリカミニの最上級グレードが法外に高いとは限らないと考えています。
現時点では細かいスペックや装備の詳細は発表されていないため断定はできませんが、スペーシアギアやN-BOXジョイの価格にはカーナビ(インフォテインメントシステム)が含まれていない一方で、おそらくデリカミニの295万円という価格には、軽自動車最大サイズとなる12.3インチ横長ディスプレイのインフォテインメントシステムが含まれていると予想されるからです。
それでも、軽スーパーハイトワゴンとしては高価であることに変わりはありません。とはいえ、エンジン始動時に7インチ液晶メーターと12.3インチディスプレイに、デリ丸の目玉が行き来するようなアニメーションが表示され、まるで車内にデリ丸そのものが存在するかのような演出を見れば、このインフォテインメントシステムはデリカミニにとって必須だと感じるはずです。
価格以上の価値があると判断するユーザーも少なくないでしょう。自動車メディア的には、デリカミニを「SUV風味の軽スーパーハイトワゴン」というカテゴリーに括ってしまいがちですが、ブランディング的に見ると、デリカミニはキャラクタービジネスとしての側面も強く、キャラクターに惚れ込んだファンにとっては、価格やスペックで比較するような商品ではないといえます。
冒頭でも触れたように、新型デリカミニは専用ボディを採用することで、より強いキャラクター性を獲得しています。インテリアも、インパネやオープントレーの意匠をデリカミニ専用とするなど、細部にまでこだわりが見られます。
基本的なアーキテクチャーはeKスペースやルークスと共通とはいえ、ここまで明確に個性を際立たせていれば、デリカミニを指名買いするユーザーが増えてくるのも必然といえるでしょう。
すなわち、ライバルとの価格競争は起きず、文字通り“無敵”の存在となる可能性すらあります。デリカミニ&デリ丸ファンの予算に合致すれば、売れ行きも堅調となるはずです。あえて“敵”になるとすれば、それはその予算に影響を及ぼす景気の動向くらいでしょうか。
逆に言えば、新型デリカミニが好調に売れれば、それは日本経済が元気になっている証ともいえるのかもしれません。
(終わり)
(写真:スズキ、日産、ホンダ、三菱)
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