iQ第2弾、九島辰也、試乗 真のプレミアムはあるか
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:トヨタ自動車
「4人乗り? 3人乗り?」なんて噂になっていたiQ。「3人乗りってことは前ひとりで後ろふたり? そんなレイアウトだっけ……」なんて考えながらiQと“生”でご対面した。3mを切るパッケージングはまさに最新版マイクロカー。ギャラリーラファイエットに乗り付けるパリジェンヌの姿が頭に浮かぶ。
そんなパッケージングが完成されたのは、日本人ならではのこだわりから。フロントデフの位置を通常より前方に置いたり、燃料タンクを薄くしてフロア下へ移動したり、シートを薄くしたり、エアコンを小さくしたりと、限られた条件の中でどうレイアウトするかアイデアで勝負する。
このパズル感覚こそ、我々日本人の得意とするところ。“ブルースカイプロジェクト”的な何もないところから発想するよりも長けているのではないだろうか。事実、エンジニアのひとりに「楽しかったのでは?」と訊ねたところ、満面な笑顔で「ハイ!」と答えてくれた。
シートに座ったときのおさまりは3m未満のクルマではない。ドラポジ、視界にネガティブ要素は感じなかった。ただ、さすがに助手席との距離は近い。もちろん、パーソナルカーとして家族や親しい友人を乗せるとすれば、許容範囲ではあるが。
ではリアシートはどうか?ということで、冒頭の話題に戻る。じつはiQの運転席は助手席よりもセットバックされる。理由はステアリング等々があるから。そのため180cmあるワタシのようなドライバーがポジションをとると真後ろの人のフットスペースはゼロ。なので、助手席側前後と合わせて3名乗車となる。
じつは、この割り切りがすばらしい。これまでのトヨタなら、4名乗車をキープするため全長を延ばしかねない。ところが、今回はそれを真正面から受け入れ、アピールする。この軸のブレないところが“iQ”なのだろう。
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