新型C7コルベット試乗 軽量化&最新エンジン
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦
新型シボレー・コルベットの試乗会。テンションが上がる。だってコルベットといえばだれもが一目置くスポーツカーのビッグネームだ。アメリカ車をあまり評価しないヨーロッパかぶれのクルマ好きたちだって「コルベットだけは別」という人が多い。
一目置かれる理由はふたつあって、ひとつは輝かしいヒストリーをもつから。1953年に初代が登場して以来、ほぼ途切れることなく売られ、7回のモデルチェンジを経て現在にいたる。一貫して2シーターのクーペかコンバーチブル。60年の歴史をもつスポーツカーはそうそうない。もうひとつはモータースポーツで輝かしい戦績を誇るから。最近は特に盛んで、1999年以来、ルマン24時間のクラス優勝7回をはじめ、各種レースで通算81勝を挙げている。
要するに、アメリカ人が誇りに思っている伝統的なスポーツカーで、常にカッコよくあらねばならないし、欧州のスポーツカーと渡り合えるパフォーマンスを維持していなくてはならない。ロードカーとしてもレーシングカーとしても一級品でなければならない使命を背負っているのだ。
7世代となる新型のC7は、スポーツカーに相変わらずの動力性能を求めながら環境への配慮も求めるというやっかいな時代の要請に対して、コルベットらしさを守りながら要求に完璧に応えた。
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