プジョー、新型508を公開へ。全長を短く、全高は低くスタイリッシュに
掲載 更新 carview! 写真:Automobiles Peugeot
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仏プジョーは2月22日、Dセグメント(アッパーミドルクラス)に属するセダン「508」の新型を披露した。SUVの好調な売れ行きやユーザーの嗜好の多様化が響き、このところ停滞気味のセダン市場。そうした状況を踏まえ、プジョーは新型508の魅力を高めるべく大きく舵を切った。
デザインについてはいわゆるスリーボックスの4ドアという典型的なセダンスタイルを刷新し、新たにクーペタイプの5ドアファストバックへと変更。また従来4.83mあった全長を4.75mへと短くして取り回しを良くした上で、全高は1.4mと低く設定し、スタイリッシュなフォルムを強調した。
インテリアは「i-コクピット」と呼ばれるデザインコンセプトを踏襲しつつ、デザインや装備の向上を図った。i-コクピットは小径ステアリングと大型ワイドタッチパネル、高解像度のヘッドアップディスプレイにより、近代的なコクピット感覚を実現したもの。新型508ではタッチパネルのサイズを10インチ、ヘッドアップディスプレイは12.3インチとし、デジタルに取り囲まれた感覚を強調した。
車体まわりでは、EMP2と呼ばれる新世代アーキテクチャーの採用などにより70kgにおよぶ軽量化を実現。また新たな溶接技術の導入や構造用接着剤の使用範囲を24mにまで拡大するなどしてボディの高剛性化を実現している。
一方、運転支援装置は大幅に充実している。例えば、夜間の視界の悪い環境でドライバーの視認性を高めるナイトビジョンを採用する。これは200-250m先の状況を検知し、歩行者などの存在をヘッドアップディスプレイに表示できる。他にも車体周辺の360度ビューを実現する「Visiopark2(ヴィジオパーク2)」や、駐車時の運転操作を支援する最新世代の「フルパークアシスト」などを採用する。
エンジンは、1.6リッターから2リッターまで仕様の異なるガソリンおよびディーゼルエンジンを用意し、トランスミッションは8速オートマチックを基本に、一部モデルでは6速マニュアルも設定する。
新型508は3月のジュネーブモーターショーでのワールドプレミアを経て、今年9月よりグローバルに展開予定となっている。
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