【悩ましいグレード選び】「上級・中級・エントリー」でリセール価格は変わる？ ミニバン・SUV・小型車で比べたらやや意外な結果に

トヨタ ヤリスクロス Z

「ヤリスクロス」の最上級グレードが人気な理由

次にコンパクトSUVの「ヤリスクロス」について、販売店担当者は次のように説明します。

「ヤリスクロスのなかで人気が高いグレードは、最上級グレードの『Z』（ガソリン｜251万3500円、ハイブリッド｜288万7500円　※いずれもFFの場合）です。

SUV全体の需要が高いことに加え、人気でヤリスクロスの受注が制限されることも多く、中古車市場でも高い人気を維持しています。

リセールを意識されるお客様は、グレードによる差が大きく影響するため、最初から上級グレードを選択する傾向があります。

一方で、下位グレード『G』にオプションを追加すると上のグレードと価格差が小さくなることから『それなら上位グレードの『Z』を選んだ方がいい』というお客様もいらっしゃいます。

逆に、乗り換えを前提にしていたり、走行距離が少ないなど使用頻度が限られるお客様は『G』グレードで十分というケースも少なくありません」

2025年10月時点でcarview!内に掲載されているヤリスクロスの中古車平均本体価格は244万2000円となっており、年式や走行距離によって差はあるものの、「Z」グレードのハイブリッドモデル新車価格（288万7500円〜）と比較すると約8割の水準と、高値を維持していることが分かります。