【大幅改良】「カローラクロス」の買い得グレードと“お値段据え置き”のナゾ。背景に“国産最強SUV”の存在
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也 30
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也 30
前提として、パワートレーンは全グレードが1.8Lハイブリッドで共通です。カタログスペックの燃費(WLTCモード)についても、FFが26.4km/L、4WDで24.6km/Lという数値は同じです。燃費性能だけでいえば、もっとも安価な価格設定となっているGグレード(FFで276万円/4WDで301万9000円)がベストチョイスのように思えます。
外観もフロントアッパーモールの仕上げに違いはありますが、シルバーガーニッシュの目立つリアバンパーは共通デザインになるなど、それほど差別化されている印象はありません。
ただし、足元の標準仕様は異なります。Gグレードは17インチのスチールホイール+樹脂フルキャップ、Sグレード(FFで298万円/4WDで323万9000円)は17インチアルミホイール、Zグレード(FFで343万円/4WDで368万9000円)は18インチアルミホイールとなっています。遠目にもグレードによる違いは明確です。
インテリアではメーターやインフォテイメントの仕様が大きく異なります。
メーター内に収められているインフォメーションディスプレイは、Gグレードが4.2インチサイズで、Sグレードは7.0インチサイズ。Zグレードになると12.3インチのフルデジタルメーターとなります。
カローラクロスは全グレードにディスプレイオーディオが標準装備されますが、こちらもGグレードとSグレードが8インチ画面なのに対して、Zグレードは10.5インチの大画面となります。
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Zグレードのみ本革+ファブリックのシートになっていることや、ヘッドランプやテールランプの仕様が異なることも考えると、Sグレードに対して45万円高という大きな価格差も納得といえるかもしれません。
とはいえ、カローラというブランドで、なおかつ1.8Lハイブリッドのパワートレーンであることを考えると300万円オーバーの車両価格は、さすがに許容範囲外というユーザーも少なくないはず。カローラに良品廉価なイメージを持っているのであれば、なおさらでしょう。
(次のページに続く)
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