【期待は大きいが…】伝説の軽オープン「カプチーノ」復活の噂に驚きの声。実現に必要な条件とは？

マツダ ロードスター

カプチーノ復活には技術面もコストも課題が多い

ある業界関係者はカプチーノの復活に対して次のように話します。

「現代の軽自動車は、安全性能や騒音・排ガス規制など、1990年代に比べて求められる基準が非常に厳しくなっています。そのため、かつてのような軽量・低い車高・小型FRという構成を現代の規格に適合させるのはかなり難しいと思います。

また、いまの時代に新たなカプチーノを開発するとなれば、電動化についても考えなければなりません。

ただ、EVやハイブリッドとなる場合、バッテリーやモーターにより車両重量が増える可能性が高く、さらには軽自動車規格から外れることも考えられます。そうなると、かつてのカプチーノの魅力であった軽快さが失われてしまうかもしれません。

さらには、価格帯が上がってしまうことも懸念されます。

このように、カプチーノの復活には技術面、規制面でさまざまな課題があります。もし実際に開発が始まるとなると、どこまで現代の法規制やユーザーのニーズに適合させながら、かつてのカプチーノらしさを再現するのかが最大の注目ポイントになるのかもしれません」

なお、カプチーノの復活についてスズキから公式発表はなく、現時点ではあくまでもうわさの状態です。ただ、多くのユーザーがその復活を望んでいるのは事実であり、スズキからのアナウンスが待たれます。

（終わり）

（写真：スズキ、マツダ）