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【なぜ】日本で一番売れる「N-BOX」のEVが登場しないのか? 「N-ONE e:」を作り「N-BOX e:」を出さない“ホンダの事情”

「N-BOX e:」が“後出し”なのはなぜ?

では、なぜ「N-BOX e:」ではなく、N-VAN e:とN-ONE e:のほうが先にリリースされたのでしょうか? 前出のある業界関係者は、次のように分析します。

「ホンダは、2022年の時点では、BEVの本格的な普及は商用車から進んでいくと考えていたようです。

実際、ビジネスユースのユーザーのほうが、クルマの利用シーンが限定的であることから、BEVに置き換えるイメージがわきやすいと考えられます。

一方、そこには『売れすぎては困る』という部分もあったのではないかと思います。

BEVにおける最重要部品は、言うまでもなくバッテリーであり、バッテリーの性能がクルマの性能に直結していると言っても過言ではありません。しかし、N-VAN e:のバッテリーはホンダが内製したものではなく、サプライヤーである『AESC』から調達しているものです。

ただ、AESCは日産『サクラ』や三菱『eKクロス EV』などのバッテリーも生産していることから、調達できる量にも限界があります。もし仮に、『N-BOX e:』を最初に投入し予想以上の人気を獲得した場合、生産が追いつかなくなる可能性も考えられます。

軽自動車にとっては、価格はもちろん、納期も非常に重要です。にもかかわらず、年単位の長納期ということになれば、『N-BOX』というブランドを失墜させることになりかねません。その点、N-VAN e:とN-ONE e:であれば、その需要は限定的です。

そのほか、N-VAN e:とN-ONE e:で得られた知見を『N-BOX e:』に活かすというねらいもありそうです。

いずれにせよ、『N-BOX e:』が失敗することのできないモデルであるからこそ、ホンダも盤石の体制でリリースすることを考えているのだと思います」

2025年9月現在、ホンダは「N-BOX e:」の存在について、公式なアナウンスはおこなっていません。

ただ、2025年10月に開催される予定の「ジャパン・モビリティ・ショー」において、ホンダはなんらかの新モデルを世界初公開することを公表しており、前出のある業界関係者は「それが『N-BOX e:』である可能性も考えられる」と指摘しています。

(終わり)

(写真:ホンダ)

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