【なぜ】日本で一番売れる「N-BOX」のEVが登場しないのか? 「N-ONE e:」を作り「N-BOX e:」を出さない“ホンダの事情”
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 30
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 30
では、なぜ「N-BOX e:」ではなく、N-VAN e:とN-ONE e:のほうが先にリリースされたのでしょうか? 前出のある業界関係者は、次のように分析します。
「ホンダは、2022年の時点では、BEVの本格的な普及は商用車から進んでいくと考えていたようです。
実際、ビジネスユースのユーザーのほうが、クルマの利用シーンが限定的であることから、BEVに置き換えるイメージがわきやすいと考えられます。
一方、そこには『売れすぎては困る』という部分もあったのではないかと思います。
BEVにおける最重要部品は、言うまでもなくバッテリーであり、バッテリーの性能がクルマの性能に直結していると言っても過言ではありません。しかし、N-VAN e:のバッテリーはホンダが内製したものではなく、サプライヤーである『AESC』から調達しているものです。
ただ、AESCは日産『サクラ』や三菱『eKクロス EV』などのバッテリーも生産していることから、調達できる量にも限界があります。もし仮に、『N-BOX e:』を最初に投入し予想以上の人気を獲得した場合、生産が追いつかなくなる可能性も考えられます。
軽自動車にとっては、価格はもちろん、納期も非常に重要です。にもかかわらず、年単位の長納期ということになれば、『N-BOX』というブランドを失墜させることになりかねません。その点、N-VAN e:とN-ONE e:であれば、その需要は限定的です。
そのほか、N-VAN e:とN-ONE e:で得られた知見を『N-BOX e:』に活かすというねらいもありそうです。
いずれにせよ、『N-BOX e:』が失敗することのできないモデルであるからこそ、ホンダも盤石の体制でリリースすることを考えているのだと思います」
2025年9月現在、ホンダは「N-BOX e:」の存在について、公式なアナウンスはおこなっていません。
ただ、2025年10月に開催される予定の「ジャパン・モビリティ・ショー」において、ホンダはなんらかの新モデルを世界初公開することを公表しており、前出のある業界関係者は「それが『N-BOX e:』である可能性も考えられる」と指摘しています。
(終わり)
(写真:ホンダ)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
なぜ日付けにサンダーボルト!? お待ちかね「藤原ヒロシ×タグ・ホイヤー」第3弾カレラはブラック&ホワイトのミニマルデザインがカッコよすぎ!
マクラーレン、フェルスタッペンに「フェアなレース」を期待。ノリスには慎重さも要求?
ナイキの“全天候型”ゴルフシューズの実力とは? 人気モデル「インフィニティツアー2」にゴアテックス仕様が登場! 天候に左右されず“快適な履き心地”をキープ
2025年のSUPER GTでは好不調の波にもまれ苦戦……強豪・日産のGT500マシンヒストリー
1.2リッターエンジン搭載で「400馬力オーバー」! 日産の斬新「MRスポーツカー」に反響殺到! 「本当に美しい」「元祖e-POWER!?」の声も! 全長4.4m軽量ボディのインフィニティ「エマージ」米国モデルに熱視線!
多忙なツアー中も、がっつりショッピング! ──連載:JP THE WAVYの散財“THE”月報
デュルクセンが今季2勝目。インビクタがFIA F2史上2チーム目のタイトル連覇果たす/第14戦レース2
デュルクセンが昨年に続きアブダビ制す! 宮田莉朋は8位入賞でランキング17位|FIA F2ヤス・マリーナ フィーチャーレース
<新連載>[カー用音響機材・チョイスの極意…スピーカー編]機材を変えれば世界が変わる! まずは“セパレート”か“一体型”かを検討
“スーパーハイブリッドSUV”を謳うBYDのプラグインハイブリッド車「シーライオン6」が日本発売。車両価格はFWDモデルで400万円を切る価格帯に設定
まだやってるんすか!? 「ナンバープレートの封印にペットボトルのキャップ」取り締まられたら恐ろしいことに
ノリス、初タイトルかかるレース戦略は表彰台確保……じゃない! 「リスクを取る必要がないと思われてるのを利用したい」|F1アブダビGP
レクサス版「GR86」構想は本当にあるのか? 棚上げ状態から再始動の声が聞こえてきた背景
【いまさら聞けない】認定中古車のメリット・デメリット。購入者が主張する“意外な盲点”とは…どんな人に向いている?
290万円の「デリカミニ」登場で“価格天井”が崩壊。なぜ軽自動車の“高価格化”が止まらないのか
22万kmでも海外オークションで400万円超えた三菱「パジェロ エボ」。もし左ハンドルがあったらもっと高値になってたかも?
【知らなきゃ損】実は“革シート=動物が可哀想”じゃなかった。専門家が語るレザーの真実と、捨てられる牛皮“45%”の衝撃的現実
「クロスビー」が“実質フルモデルチェンジ”で昨対比269.8%と大復活。コンパクトSUVの王者「ライズ」を脅かす存在に!?
「N-ONE」一部改良。販売店には6MTの「RS」と「特別仕様車」に問い合わせ集中…「やっぱりMT車は運転が楽しい」の声も
【やっぱり大人気】長らく買えなかったガソリン仕様「RX350」が受注再開。購入者からは「コスパ最強」の呼び声も
【コメント欄で激論】「500万超えは厳しい」「アルファード買ったほうがいい」…「オデッセイ」一部改良に関する記事が話題
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!