“できる”ではなく“実際にやる”中国の凄さ。EV、自動運転、開発＆製造はもう中国車に抜かれていた日本…気がつけば「ウサギとカメ」

上海モーターショー

中国メーカーの凄さは「やれる」ではなく「やり遂げた」こと

ちなみに筆者がもし中国車を買うのであれば……欲しいのは「仰望（ヤンワン）U8」。“仰望”とはBYDの上級ブランドで、U8は全長5.4mの大型SUVです。

完全モーター駆動のプラグインハイブリッドで、各タイヤそれぞれに合計4個配置したモーターのトータル出力は1196㎰。そんなパワーも凄いのですが、もっともオドロキなのは水上を航行できること。水に沈まないのです。

筆者も目の前で水に浮いて航行する様子を見ましたが、とんでもないインパクト。

それについてある日本の自動車メーカーの人が「あれならウチの技術でもできる」と言ったのですが、「できる」じゃなくて「実際に市販車を作り、みんなの前で見せる」。つまり「実際にやること」が大切だと思いませんか？

中国メーカーはそれを「やり遂げる」から凄いんです。

（終わり）

（写真：BYD、上海モーターショー写真提供：工藤貴宏）

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