“できる”ではなく“実際にやる”中国の凄さ。EV、自動運転、開発&製造はもう中国車に抜かれていた日本…気がつけば「ウサギとカメ」
掲載 更新 carview! 文:工藤 貴宏 446
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自動運転の分野も、中国が先行。いま、日本の街中で実質的に、自動運転(自動運転レベル区分による「レベル3」や「レベル4」相当)を行なっているのは実験車両くらいしかありません。少なくとも市販車両では、世界で初めてレベル3を実現したホンダ「レジェンド」以外存在しません(しかしレジェンドの自動運転は渋滞中の高速道路限定で街中では行なえない)。
しかし中国に行くと、状況は全く違うのです。車両システムの水準でいえば自動運転には相当しない「レベル2」の仕様にも関わらず、ドライバーが手放しかつ前方も見ていない「レベル3」以上の(疑似的な)自動運転をバンバンやっている。
中国でも厳密に言えば法律的にそれはNGなのですが、グレーゾーンを潜り抜けてNOA(ナビゲート・オン・オートパイロット)と呼ばれる、高精度地図に頼らない車両のセンサーだけで自動運転を行なう機能が高価格車では大流行中です(今年3月の事故をきっかけに規制が入りそうな気配もある)。
先日出かけた上海の街中では、周囲の状況を正確に計測する「ライダー(LiDAR)」を搭載した車両も珍しくありませんでした。「走っている」ではなく、「珍しくない」です。日本で、ライダーを積んだ市販車を見かけることなんてありましたっけ?
それらのシステムを担う「モメンタ」や「ポニー」といった自動運転のシステム開発企業(トヨタも株主になっていたりする)の技術は極めて高く、日本が先行していたはずの自動運転分野も気が付けば中国に先を行かれてしまいました。なんてこった。
ただこれは、日本の自動車メーカーや技術系企業に力がないかといえば、それだけではなさそうです。中国では自国の産業を育てるために国が技術系の企業を積極的にサポート。その結果が、世界をリードする技術力の育成に直結したといえます。
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