新種のレンジローバー、イヴォークの実力は?
2011/09/28 00:00 carview! 文:岡崎 五朗/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
2011/09/28 00:00 carview! 文:岡崎 五朗/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
レンジローバーのニューモデル「イヴォーク」がついに市場投入された。来春を予定する日本発売に先立ち、英国のリバプールで開催された試乗会に参加する機会を得たのだが、実車を前にして直感的に浮かんだのは「世界一スタイリッシュなSUV」という言葉だった。
クラムシェルボンネットやフローティングルーフといったレンジローバー伝統のデザインによってブランドアイデンティティをアピールしつつ、クサビ型のウインドウグラフィックが、スポーティ、パーソナル、モダンといった新しい価値観を雄弁に物語る。
ボディタイプは3ドアと5ドアの2種類。落ち着き感のある5ドアも十分にスタイリッシュだが、低いルーフとスッキリしたサイドビューをもつ3ドアのデザインは惚れ惚れするほど完璧な仕上がり。日本には両タイプとも導入される予定だが、どのぐらいの販売比率になるのか興味深いところだ。僕は8:2ぐらいで5ドアが多くなると予想しているが、3シリーズクーペ、A5、Eクラスクーペといったプレミアムクーペの顧客を取り込むことに成功すれば、7:3ぐらいになる可能性も十分あると思う。また、イヴォークにはそれだけのポテンシャルを感じる。
直接的なライバルとなるのは当然ながらアウディQ5、BMW X3、メルセデス・ベンツGLKといったSUVだが、メーカーはCクラス、3シリーズ、A4のセダン&ステーションワゴンも仮想ライバルとして視野に入れている。加えてクーペ市場まで意識しているのだから、このイヴォーク、尖っているようで実はかなりワイドレンジ狙いのクルマでもあるわけだ。
一般的に、対象を広げると焦点がぼけて商品の個性が薄まると言われているが、イヴォークの場合、そうはなっていないのが面白い。個性が薄いどころか、間違いなく超個性的である。なぜか? それは、イヴォークが広い範囲を対象にしているように見えて、実はある一点にピタリと焦点を当てているからに他ならない。セダンとかステーションワゴンとかクーペとかSUVといった旧来的なジャンル分けではなく、「今風のカッコいいクルマに乗りたい」というマインドをもつユーザーにアピールすることを究極の目標に定め、そこに向かってまっしぐらに突き進んだクルマ作りをしている。この部分こそが、イヴォークが世に問うコアバリューなのである。
【WEC】フェラーリ新型LMH車両、フィオラノ初走行を激写!「これは紛れもなくフェラーリ」
ホンダのEV、『ホンダe』に限定車…専用レッドにブラックルーフ
水たまりの「水がばっしゃーん!」 歩行者への被害…どうする? 補償は自動車保険の対象になるのか
ジープ史上最高燃費のモデルに専用ボディカラーの限定車! そと遊びが楽しくなりそうな「レネゲード・アップランド4xe」を発売
音声のみで道案内をするパイオニアのカーナビ「NP1」はどこまで使えるか?
スズキがインドでコンパクトSUVの新型ブレッツァを発売。成長傾向にあるインドのSUVセグメントでの拡販を狙う
2022年6月の新車販売ランキング、「N-BOX」首位返り咲き 登録車トップは「ヤリス」
F1チーム、FIAのポーパシング問題への介入に異議。F1委員会での議論は難航か?
ダックス125とモンキー125は乗れる免許も違う?! タンデムOK/NGほか、スペック比較で解説
オプション込みで2000万円級!? BMWの最高級SUV、超弩級のスペック情報を入手
つ、ついに正式発表!!! キュートさはそのまま新型ムーヴキャンバス発売! ターボ初採用で中身はめっちゃ大進化
山田宏の[タイヤで語るバイクとレース]Vol.68「2本でいいから、このフロントをすぐに使いたい!」
見た目ほぼそのままで中身は完全刷新! ダイハツ ムーヴ キャンバスがフルモデルチェンジ
スバル インプレッサ スポーツの魅力とグレード分析! あえておすすめしたいグレードとは…?
「シビック e:HEV」発売 価格は394万200円 販売計画台数月販300台
発表は10月、1000万円超えでも買う価値あり! 次期「BMW M2」はM3/M4譲りのシャシーや新ATで走りを大きく洗練させた
ホンダ、新型SUV「ZR-V」のティザーを予告。気になるボディサイズは?
国産ミニバンが苦手ならコレ! おしゃれMPV「シトロエン ベルランゴ」を詳しく解説
フォレスター「STI Sport」追加! この夏のマイチェンに合わせた新グレード
赤のくまどりにレーザーライトの目立ちまくりレーサー「M4CSL」にくぎ付け! 世界1000台、日本向けも瞬殺必至
愚直なまでに”マツダらしさ”を追い求めたCX-60。SUVでも”人馬一体“と”美“は表現できるのか