今月末に発表の次期ポルシェ911は8速PDKを積み30ps高出力化する
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
はじめに…
「タイプ992」こと新型「911」の開発テスト取材が行われたのは今年7月の中旬、エンバーゴ(情報解禁日)は10月中旬だった。まず、私はその英語バージョンのレポートをイギリスの専門誌へ送っておいた。その後、日本版の執筆を始めたのだが、この英国版がエンバーゴギリギリのタイミングで世界中に配信され、日本へも逆輸入されたので私としては少々当惑してしまった。というのはその後3ヶ月の間にアップデートされた内容があり、それを英語と日本語、両方の最終バージョンに反映させようと考えていたのだ。
にも関わらず、英語版は現地の編集者がリライトして、各国で配信してしまったのだ。それゆえに英語版とフライング公開された日本語版には翻訳ソフトを通じての誤訳やおかしなドイツ語表記(!?)以外にもいくつかの違いがあるので、それをぜひご理解いただき、この正式な日本語バージョンを、LAオートショーでの公式公開までの予告編としてご笑読いただければ幸いである。
7月中旬、観光シーズンの真っ盛りに私はサンフランシスコ市街中心のホテルでチェックインを済ませ、翌朝の取材に備えていた。未発表、それも次期ポルシェ 911の開発テストのスタート地点としては全く大胆なロケーションである。もっともテスト車両は地下駐車場の奥で厳重にカバーされており、出発は午前7時30分と観光地としては早めのスケジュールだ。
それでもカラスのように真っ黒にカムフラージュされた4台のスポーツカーがアップダウンの多いサンフランシスコ市街を駆け抜ける様は異様だが、911はもう半世紀以上ほぼ同じシルエットで特に目立たない。この光景を見た人たちの中でも、気づいてスマホを向ける人はかなりのエンスーあるいはポルシェのオーナーで、その数は多くはなかった。
大胆にも思われるこの市街地走行だが実はこれも計算済み、テストチームのリーダー、アレックス・エルンストは「911の通勤モードテストが行われ、ストップ・アンド・ゴー状態でのアイドリングストップの挙動、停止、再スタートなどが評価されます」と説明する。911はフェラーリやランボルギーニと違って通勤にも使われるスポーツカーで、その実用性の高さはこうした渋滞テストによって培われているのだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トライアンフ、恒例のファンミーティング「TRIUMPH NATIONAL RALLY 2024」10月12日に開催へ
F355を現代的に蘇らせていまどきスーパーカー化! レストモッドされた「355 by エヴォルート」はアリかナシか?
新車購入の高揚感で思わず付けちゃったけど……要らなかった!? 納車後ちょっと経つと後悔しがちなオプション7選
「車がノロすぎる…」追い越してたら“驚愕の代償”が!? 日本の数歩先を行く台湾のビックリ道路事情
日産と日産モータースポーツ&カスタマイズが、国際福祉機器展に福祉車両3台を出展
年々増えるF1のグランプリ開催数……もっと良いモノにするために、必要なこと
グロッシーブラックの専用パーツで引き締まったスタイリング! ボルボ XC40に特別仕様車の「ウルトラB4 AWD ダークエディション」発売
登場から50年、初代いすゞ『ジェミニ』はGMとの愛の結晶だった【懐かしのカーカタログ】
デイトナの車種専用「レザーニーグリップパッド」に Rebel1100/250/500/GB350/SR400用が登場!
【MotoGP】中上貴晶、13位サンマリノは「ポイントを獲得できて幸運だった」翌日公式テストでの問題解決を狙う
日産の新型「“本格派”SUV」!? 22年ぶり復活な「カクカクボディ」が超カッコイイ! 斬新「段差付きルーフ」引き継ぐ「テラノ2024型」予想CGとは
いま眺めても、華やかさを感じる!? ダイハツの軽オープン・スポーツカー「Copen(コペン)」とは
日産セレナがガソリン車を最大10万値下げ。10月にはe-POWER車に初の4WDも登場
【常識&非常識】台風に線状降水帯にゲリラ豪雨。愛車を守るため、してはダメなこと&しておくこと
【続・焼肉屋で誘われ始めたK-TAI】メカの偉大さを痛感した2年目。悲喜交々でもやっぱりレースは面白い!
レガシィアウトバックが“モデル生誕30年”の特別仕様車“第1弾”を発表。第2弾も登場予定か?
【両側電動スライドドアで146万円】販売上位に返り咲いた「ムーヴキャンバス」の最安グレード“X”はアリかナシか
【ボルボが路線変更】で最上級「XC90」が最新版に。EVの「EX90」が不安ならコッチでしょ
ランクルよりデカくてハイパワーで低価格。“サファリ”こと日産「パトロール」新型公開も、日本導入ナシの残念感
新型ロードスター投入、CNF使用、ギネス記録も? 今年の“メディア4耐”が一味も二味も違って面白いゾ!
ホンダ日産三菱の新連合は常勝トヨタ軍団に勝てるか? 反撃のカギは看板モデルの悪魔合体にあり