【オーナー満足度は高いのに…】改良でも販売が伸び悩む「N-WGN」。理由は「スライドドアの有無」なのか？

N-WGN

低迷理由は「スライドドア」の有無か

あるホンダの販売店担当者は、N-WGNの反響について次のように話します。

「N-WGNは、『N-BOX』と比べ問い合わせの数はやや少ない印象です。今回一部改良が行われましたが、反響の変化はあまり感じていません。

人気が伸び悩む理由としては、スライドドアを採用していない点が挙げられます。

特に、狭い駐車スペースでの乗り降りや、小さなお子さまをお持ちのご家庭ではスライドドアの利便性を重視される方が多く、結果としてN-BOXの方が選ばれやすい傾向にあります。

また、N-WGNはハイトワゴンに分類されるモデルですが、全高が1675mmとN-BOXの1790mmと比べ低めの設計になっているため、N-BOXよりも室内が狭いと感じられるお客様もいらっしゃいます。

そのほかにも、実際に試乗された方からは『シート位置がやや沈み込むため、運転時の目線が低く感じる』という意見もいただいています。

なお、N-WGNとN-BOXはいずれも同じエンジンを搭載しているので、走行性能や燃費性能に大きな違いはありません。N-WGNは、スライドドアを必要とせず、シンプルでコンパクトな軽自動車をお求めのお客様に適したモデルとなっています」