「WR-V」が前年比223.9%と好調!? 支持される理由と、インド生産だから起こりうる恐怖の結末とは
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 122
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ある業界関係者は、WR-Vについて次のように話します。
「インドからの輸入車という、ホンダにとってははじめての試みであったWR-Vですが、ここまではおおむね好調と言ってよさそうです。
コストパフォーマンスを優先してハイブリッドや4WDは設定していませんが、必要最低限の装備は備わっており、手の届きやすい価格帯となっています。近年では、さまざまな先進機能や装備を積極的に盛り込むなど、『足し算』の発想のモデルが少なくありません。WR-Vはあえて『引き算』の発想をしたことで、その価値を際立たせていると言えます。
一方、インド生産によるデメリットも存在します。WR-Vの月間目標販売台数は3000台とされていますが、これは日本仕様の生産台数や船便のキャパシティを考えた『販売の上限値』という側面が強い数字です。
つまり、WR-Vは人気の有無にかかわらず、毎月3000台しか登録できません。それ以上のオーダーが入ってしまうと、必然的に納期が後ろ倒しになります。
しかし、本当に怖いのは販売台数が3000台に満たなかった場合です。生産量の調整は容易ではないため、そうなっても毎月3000台のWR-Vがインドから輸入されてしまい、最終的には『新古車』として中古車市場に流れると思われます。
中古車市場で在庫過多になると、相場が下落することは避けられません。結果としてリセールバリューも下がるため、新車の販売にもマイナスの影響が発生することになります」
ここまでは順調なWR-V、2025年はその真価が問われる年となりそうです。
(終わり)
>>【販売好調?】「WR-V」の内外装を写真で詳しくチェックする
◎あわせて読みたい:
>>【200万円台】フロンクス、ヤリスクロス、WR-Vのお値打ちSUVでどれが正解? 使い勝手やお買い得度を比べた
(写真:スズキ、トヨタ、ホンダ)
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