“巨大キドニーグリル”時代は本当に終わるのか？ BMWデザイン責任者が語る巨大化の背景と未来戦略とは

BMW XM

巨大グリルを捨て去るのではなく、市場ごとに対応する

BMWグループデザイン責任者のエイドリアン・ファン・ホーイドンク氏は、巨大グリルが中国を中心に一定の人気を持ち続けていると語っています。

同氏は「一部の市場では今も大型グリルが求められている」とし、グローバルブランドであるBMWにとってデザイン戦略が難しい状況にあると認めています。

さらに同氏は、巨大グリルに対して否定的な意見があったことを認めながらも「販売数に影響は見られなかった」とも述べています。むしろ販売への貢献すら示唆しており、賛否両論を呼びながらも一定の成果をもたらした可能性があるとしています。

こうした背景から、BMWは完全に巨大グリルを捨て去るのではなく、市場ごとに異なるニーズへ対応する道を模索していると見られます。